(ゾンビに邪教徒、なぜかエルヴィスと選手たちがコスプレで登場)
路上プロレスをはじめ企画性のある大会を数多く開催しているDDT、その名物イベントの一つが『BOYZ』だ。
これは女性ファン限定の大会で、普段から女性客の割合が多いDDTらしい企画。プロレス界全体の傾向にも合っている。
(キョンシー(レッカ)とゾンビ(坂口征夫、大石真翔、平田一喜)という顔合わせも)
大会ごとにテーマを設定した選手のコスプレも人気の『BOYZ』。10月30日の新宿FACE大会は、ハロウィンということでホラー系メイク&コスチュームでの闘いに。ゾンビやキョンシー、邪教徒が登場、エース・HARASHIMAの『IT』的殺人ピエロは本格的すぎたため完成ではなく悲鳴が上がってしまう場面も。
(新宿FACEを恐怖に陥れたHARASHIMAの殺人ピエロ)
またKO-D無差別級王者の竹下幸之介はドラキュラのコスチュームだったが、対戦相手の島谷常寛は『ウォーリーをさがせ!』の出で立ち。観客からは「かわいい!」の声が上がったがホラー色はなく、思わず「楳図かずおです、グワシ!」。それならホラーだと誰もが納得したが、試合には敗れた。
休憩中のコスプレ生写真販売にも長い列ができるなど、確実にファン心理を掴んでいる『BOYZ』。大会後には選手たちがグループに分かれ、ファンと「インスタ映え撮影会」を行なった。ファンも小道具を持ち込むなど、単に試合を見るという以上の楽しみ方ができる大会になっていた。
ちなみにDDTは『BOYZ』の対極をなす男性客限定大会『野郎Z』も不定期開催。下ネタ満載、選手がふんどしで闘う試合あり、レギュラーで“地下セクシーアイドル”ベッド・インが登場と、こちらは好事家たちの熱狂を呼んでいる。
この記事の画像一覧