自民党の圧勝に終わった衆院選から2週間が経過しようとしているが、特別国会が召集された後も、民進党系野党の混乱が続いている。
 参議院議員を擁する民進党は31日、代表を辞任し希望の党に入党する前原誠司氏の後任に大塚耕平氏を選出、党勢を立て直すべく再スタートを切った。また、小池代表の「排除」発言などで失速した希望の党も10日に共同代表を選出する予定で、民進党出身の泉健太氏、玉木雄一郎氏、大串博志氏らの出馬も取り沙汰されている。その一方、衆院選で54議席を獲得、野党第一党となった立憲民主党の枝野代表は、民進党との連携に難色を示しており、分裂で生じた溝が深いことも伺わせる。