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11月3日の東京女子プロレス・新木場1st RING大会で、赤井沙希とはあくまで別人としておなじみの沙希様が瑞希と対戦した。

東京女子のリングから醜いものを排除し、美を広めるべく闘っている沙希様。ユニット「NEO美威獅鬼軍(びいしきぐん)」を率いているが、現在はシングルプレイヤーとして出場中だ。

シングル路線のテーマを「珍獣狩り」だという沙希様が今回、対戦した瑞希は“ポッピング・シュガーラビット”の異名を持つアイドルレスラー。だがそれも「貴族の嗜みであるウサギ狩り」とのこと。

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序盤から蹴り技で主導権を握った沙希様だが、瑞希のスピーディーな動きと多彩な切り返し、丸め込み技に手こずってしまう。場外戦では瑞希のタッグパートナー・伊藤麻希に食ってかかられ、その珍獣ぶりに唖然とする場面も。

セコンドがいない今の沙希様だが、なんとか自力でペースを奪い返し、三角絞めから変形フットチョークという得意の連続技でフィニッシュ。試合後には「この団体には似つかわしくないくらい」と瑞希の可愛さと実力をある程度は認めたものの「私は理想が高いの」と切り捨てた。

そんな沙希様に対戦要求してきたのが滝川あずさだ。アナウンサーを目指してプロレスラーになったという謎の経歴を持つ滝川は、この大会でのどかおねえさんと闘い、デビュー以来約2年がかりの初勝利をあげている。

実はこの試合、沙希様が「どっちが一番弱くてしょうもないか決めればいいわ」と提案して決まったもの。しかし滝川は「私ものどかおねえさんも、東京女子プロレスは誰もしょうもなくない!」と沙希様への怒りを訴えた。

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以前から滝川を「アナウータン」と蔑んでいる沙希様は、対戦要求を受け入れ「再教育」を宣言。11月23日の「新宿おFACE」大会で「お試合」をするという。

プライドの高い沙希様の矛先は、マスコミにも及んだ。試合後、沙希様は筆者に「あなた、私のことを記事にするのはいいけど丸くなったなんて書いてなかったかしら?」と詰問。たしかに、当サイトの記事で「一人でコメントする姿がどこか寂しげだった」と書いているが、おフランスの自宅でチェックされていたとは驚きだ。

「私は孤独でも寂しくはないの...」

そう言って去っていく姿は、やはり寂しげに見えたが...。沙希様の高貴で孤独な闘いは続く。

文・橋本宗洋

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