9日に放送された『橋下徹の即リプ!』で、橋下氏と東国原英夫氏が、政治評論家たちに怒りをぶちまけた。
発端は、19才で「政治提案家」を目指しているという若者からの「今の政治には野党含め提案することが必要だと私は思いますが、橋下徹さんはどう思われますか?」という質問。橋下氏は「僕もそれが言いたかった」と反応。「今の政治評論家はホントに下らないことばっかり言ってる。『誰々からこういう話を聞きました』とか、ちょっと裏話的なことを言ったり、政治のことを全然知らない人が現実無視で理想論だけ言ったりしている。そうじゃなくて、リアルな政治というものを前提にして、『こうやらなきゃいけない。でもこれをやろうとしたらこういう問題が出るので、ここを有権者に判断してもらわないといけない』と、しっかり伝えられる人材が必要だ」と指摘。
また、トランプ大統領の来日について橋下氏は「いろんな有識者や学者が解説するけど、関係ないんですよ。トップ同士が会って飯食って、気が合うかどうかでいいんです。ゴルフをやって、波長が合うかどうかが重要。日本政府、アメリカ政府には膨大な職員がいて、実際のしごとをやっている。細かなことでぶつかることもあるけど、トップががっちりタッグを組んでいれば最後は収めることができる」とコメント。
すると東国原氏も「こないだの選挙のときもそう!"永田町を見て何十年"とか言って、予想をめちゃくちゃ外してるのに、外れたとは一切言わないでし、れっと出てるヤツ!『小池さんが出る』って言った人も、後で『出てほしかった、出なきゃダメだったんだ、出ないから惨敗したんだ』と論点をすり替えていくんだよ」と発言。さらに「『ある政治家と会いました、ご飯食べました、そこでこういうこと聞きました』という政治評論家がいるけど、あれ、言って良いのかなと思う。本人が見てたら『あいつ、テレビで言いやがった』と思うはず。もちろん、政治家がわざと評論家を使ってコメントを出させたという側面もあるんだろうが、飯食った時の情報を流すのは最低だと思う。『こういう人と付き合いがある、知ってるんですよ…』とう人、腹立つ!」と怒りをぶちまけた。
政界からは身を退いた2人だが、もちろん今も関係者と会食をすることもあるという。そこで交わされた会話の内容について「絶対言わないし、言う場合は了解を得てから」と話す東国原氏に、橋下氏も「僕も信用がない人には本音の話は絶対に言わない。新聞にも『事実はこうです、内情はこうです』という国会議員の話が載るけど、ほとんどは重要なポジションに就いていない、決定権も持ってない人が、伝聞で言ってるだけ。本当に重要なポジションの人は喋らない。信用できない人は、会食し終わったあとに店の外にカメラが待ってるから。僕も肝心なことは松井さんにしか言わなかった。口の堅さは信用の重要なポイント。その周りの、さらに周りの方々が推測して、あーだこーだ言う」と明かした。
さらに東国原氏は「夢だった政治家に行ったけど、お笑いやってると軽く見られてしまう。真面目な方に振り子をふっても説得力が持てない。変わってほしい。お笑いやりつつ、きちっと政治・行政のコメントできるように努力してるけど、なかなか難しい」ともコメントしていた。(AbemaTV/『橋下徹の即リプ!』より)