高校と大学の教員らで作る「高大連携歴史教育研究会」が、高校の授業が大学受験への対応で暗記中心になっていることを問題視して、教科書に掲載する歴史用語をおよそ半分に減らす"精選案"を発表した。その中には、あの坂本龍馬も入っており、大きな話題を呼んでいる。
 同研究会では、実際の歴史上の役割や意味が大きくないとして坂本龍馬のほか、武田信玄と上杉謙信、そして吉田松陰などを削るとしている。その一方、「共同体」のような概念や「グローバル化」といった、現代的課題につながる語句を追加するとしている。