衆院選で圧勝し、与党で改憲発議に必要な3分の2以上の議席を確保した自民党。公約にも盛り込んだ「自衛隊明記」に向け、どう突き進むのだろうか。安倍総理が5月に提案したのは、9条1項、2項を残したつつ、新たに3項を設け、そこに自衛隊を明記するというものだった。しかし、自民党が2012年に党議決定した憲法改正草案では、9条2項の戦力の不保持を削除し、代わりに「国防軍」の創設を盛り込むとしており、違いも目立つ。