11月23日、東京女子プロレスの新宿FACE大会が開催され、メインイベントでは坂崎ユカ&中島翔子のみらクりあんずが持つTOKYOプリンセスタッグ王座に超乳コンビ(のの子&まなせゆうな)が挑戦した。

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タッグを結成してから日が浅いのの子とまなせだが、ともにグラビア活動もしてきたことから、かつては「キャラが被る」と抗争を展開。それだけに互いの強みが分かっているという点が武器だ。一方のみらクりあんずは東京女子プロレス初期からのコンビ。トーナメントを制して初代タッグ王者となった。

非凡なテクニックとチームワークを誇るみらクりあんずに対し、超乳コンビはその名のとおりバストを活かした攻撃。まなせが相手を抱え上げ、のの子のKカップに顔面を叩き付ける、互いの超乳で相手の顔面を挟み込むなど独自のスタイル。走りこんでからヒザではなく胸を相手の顔面にぶち込む、ボマイェならぬオパイェはダブルで決めてみせた。

しかし、みらクりあんずもドロップキック、619をダブルで決めるなど反撃、最後は中島がダイビング・セントーンでのの子から3カウントを奪った。

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東京女子プロレスでしかありえないタイプの激闘を制したみらクりあんずに、1月4日の後楽園大会での挑戦を表明したのは、伊藤麻希&瑞希の伊藤リスペクト軍団だ。この1.4後楽園でCDデビューを狙う伊藤と瑞希は新宿大会の前にライブデビューも経験。勢いに乗ってはいるのだが、伊藤は1.4後楽園で男色ディーノ戦が決定していた。

よってタッグ王座に挑戦するのは瑞希と、伊藤が探してきた「伊藤をリスペクトする者」になるという。ただ、ベルトを奪取した場合は「代表して伊藤が巻く」そうだ。

また、この新宿大会ではシングル王座TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス挑戦者決定戦も。第2代王者・優宇と初代王者・山下実優の対戦だ。

柔道をベースに持つ優宇の投げ、グラウンド、そして強烈なチョップに苦しんだ山下だったが、空手仕込みの蹴り技で反撃。走りこんでのキック「クラッシュ・ラビットヒート」で勝利を収めた。

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山下は1.4後楽園で“筋肉アイドル”才木玲佳への挑戦が決定。旗揚げ時からエースとして団体を引っ張ってきた山下にとって重要な一戦であり、才木から見れば最強の挑戦者を迎えての試練の闘いとなる。しかもこの2人はタッグパートナーでもあるだけに興味深いタイトルマッチだ。山下は今回、優宇のアイアンマンヘビーメタル級王座を奪っており、1.4まで保持し続けた場合、才木vs山下はダブルタイトル戦として行なわれる。

東京女子プロレスが属するDDTグループの“大社長”高木三四郎は、この新宿大会の内容をブログで賞賛。山下vs優宇を「殴って蹴って、投げて絞める。この2人にしかできないハードヒットな試合」と評し、山下のフィニッシュが通常の蹴りではなくヒザが突き刺さっていたことから「新技にしても良いくらいエグい技」としている。

メインのタッグ王座戦についても「正直このカードがメインと聞いて少し不安ではありましたが杞憂でした。立派なメインイベントでした」と記している。

好調な観客動員が続いている東京女子プロレス。この新宿大会も超満員となり、来年は後楽園大会を恒例のイッテンヨン(1月4日)に加え5月3日、8月25日と、今年の2回から3回に増やすことも決定した。また2月12日には名古屋大会も開催、地方進出にもより力を入れていくという。他団体との交流がほぼない、東京女子プロレスの独自路線は、着実に成果をあげていると言えるだろう。

(C)DDTプロレスリング

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