日本海側で相次ぐ漂着船。今週火曜日、北海道・松前小島の港で発見された船の乗組員は10人全員が北朝鮮国籍だった。彼らは1カ月前から漂流状態で、悪天候から避難するために上陸したと話しているという。海上保安庁も5人が松前小島に上陸したのを確認しているといい、昨日行われた立ち入り検査では日本製の家電製品や船外機が見つかったことが分かった。現在、漁の実態などについて乗組員から聞き取りを行っている。
 先週には秋田・由利本荘市でも漂着した木造船と船に乗っていたとみられる8人の男性が見つかっている。男性らは「北朝鮮から漁のために来たが、船が故障して漂着した」と話しており、船内からはイカが見つかっている。地元の遊漁船の船長、髙橋孝幸さんは「古い木造船の漁船なんでしょうけどね。よくあれで、こんな遠くまで来るなって感じですけどね。ずっと海、時化てましたからね。なぜこんな時に操業していたのか疑問ですよね」と驚きを隠せない様子だった。