ここ1か月の間に、北朝鮮の木造船漂着が20件以上発生している。エンジンの故障で1か月漂流したというイカ釣り船は秋田県由利本荘市に漂着、男性8人が保護された。さらに2日後、秋田県男鹿市に漂着した木造船からは8人の遺体を発見、11月29日には北海道で10人を乗せた木造船が発見されている。連日のように漂着する木造船。北朝鮮では一体何が起こっているのだろうか。
 24日付の北朝鮮の『労働新聞』に「ほぼ1か月間、徹夜で行われる冬期漁獲戦闘」と書かれている通り、経済制裁による食糧難に直面している北朝鮮では、金正恩委員長の指示で漁獲量を増やすことが急務になっているというのだ。