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(タッグパートナーでもある才木と山下がタイトルマッチで対戦)

東京女子プロレス恒例の“イッテンヨン”後楽園ホール大会(2018年1月4日)のメインイベントで、才木玲佳vs山下実優のTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合が行なわれる。

“筋肉アイドル”として多彩な活躍を見せる才木は今年8月に戴冠し、ここまで2度の防衛に成功。対する山下は東京女子のエースにして初代王者だ。11月23日、優宇との挑戦者決定戦に勝利して王座挑戦を決めた。

旗揚げ当時から東京女子を引っ張ってきた山下との対戦は、才木にとって避けては通れないもの。王者としての実力を証明するためには、後楽園大会という大舞台で山下に勝っておく必要がある。第3代王者の坂崎ユカを下して王座獲得、夏のトーナメントでは第2代王者の優宇にも勝っている才木だけに、山下にも勝てば東京女子マットの“完全制覇”と言ってもいい。

一方の山下には、ベルトを失ってからの1年あまりで里村明衣子と対戦するなど、自分にしかできない経験を積んできた自負がある。才木のことは東京女子に参戦してきた当初から「同じ蹴りが武器なので」と意識してきた。しかも2人は「マッスルストライカーズ」としてタッグ王座決定トーナメントにもエントリーしたパートナー同士。お互いの強さを分かっているが、そこから逃げるつもりもないという。

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(11.3新木場大会で才木に挑戦表明した山下)

「真っ向勝負の潰し合いになるし、それを見てほしい」

異口同音に語った両者。12月10日の新木場1st RING大会では、才木が黒音まほ、山下がのどかおねえさんと組んでタッグマッチで前哨戦を行なう。当然、この時点から激しい打撃戦になるのは必至。才木はK-1ジム、山下は空手で磨き上げた蹴り技が正面衝突することになる。

バラエティ豊かな選手が活躍する東京女子プロレスのリングだが、その頂点である“プリプリ王座”をめぐる闘いに関してはあくまで正攻法。食わず嫌いしている人ほど、その迫力に驚くはずだ。

文・橋本宗洋

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