東京女子プロレスの大一番、1月4日の後楽園ホール大会で男色ディーノvs伊藤麻希という超異色のカードが実現する。男子レスラーvs女子レスラーであり、なおかつゲイレスラーvsアイドルレスラーの顔合わせだ。
(興奮しすぎた伊藤を「うるせえ!」と絞め落としたディーノ)
12月11日に行なわれた記者会見では、大社長・高木三四郎の独断で決まったカードに不満げな態度を見せたディーノ。しかし伊藤は「そんなこと言って内心うれしいんじゃないの?」と言う。その理由は「こんなに可愛い伊藤と対戦できるんだよ?」というもの。
アイドルグループ・LinQをこの夏に卒業し、クビになったアイドル、略して“クビドル”を名乗る伊藤。芸能活動を続けながら、レスラーとしての実力も確実に上がっており、ディーノに対しても「尊敬しているからこそ超えたい。おいしいところは全部、伊藤がもっていく」と宣言する。
そして完全勝利のため、ディーノに「伊藤を抱きたいと思わせる」とも。しかし当然ながらディーノは「私をムラムラさせるってこと?どっからくるの、その自信は」と全面否定する。さらに伊藤に男性経験がないことを指摘。これは以前から伊藤自身も語ってきたことで、アイドルでもあり問題はないと思われるのだが、ディーノは「何か足りないとこがあるんじゃないの?」。これに対し伊藤も「処女卒業する機会はあったの!」と謎の反論を展開していく。
そこからディーノに聞かれるまま「売れない俳優の家に行った」「同窓会で小学生の頃に好きだった人と会って家に行った」など次々と告白。しかし「一緒に寝て腕枕はしてもらった」ものの「そこから何もなかった」という。
ディーノは「OKサインを出せてないんじゃない?」「何か重さがあるのよ」と、もはや対戦に向けた会見とは思えない状況になったものの、最後はムキになりすぎた伊藤の「あなた(ディーノ)の子なら産んでもいいと思ってるよ!」という言葉に業を煮やしたディーノがスリーパーで絞め落とし、会見終了に。
(失神した伊藤はこの顔。しかしこれはこれでファンにも好評)
白目をむいて失神した伊藤を見下して「アイドルとして魅力がないことを分からせます」とコメント、ディーノが対戦に前向きになったことはプラス材料か。取材陣、関係者を騒然とさせたこの会見、伊藤によれば、掲載NGの言葉は一つもないそうだ。
文・橋本宗洋
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