やべっちこと、ナインティナインの矢部浩之が、自身がMCを務める「やべっちF.C.」(テレビ朝日系)の収録後にインタビューに応じ、来年6月に開幕するFIFAワールドカップ・ロシア大会を戦う日本代表にエールを送るとともに、日本が目指すべき戦い方について語った。
今年も超豪華メンバーが集まり17日に放送される、テレビ朝日系「やべっちF.C.」の毎年恒例の人気企画のフットサル対決を終えた矢部は、参加メンバーの1人、松井大輔が現在ポーランドでプレーしていることから、W杯でポーランド代表と同組となった日本代表の話題にも触れた。
「(岡田武史監督が率いた2010年の)岡田ジャパンは、カウンター主体の戦い方でベスト16に入りましたよね。結果を出しているということでは、日本にはそれが合っているのかも。だから(ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が率いる)ハリルジャパンも、そこは狙えるのかなって。日本代表はグループリーグ初戦のコロンビア戦で負けなければ、おもしろくなるんじゃないかな。ベスト16以上は目指してほしいですよね」
サッカー好きタレントとして、長い間、日本サッカーを応援し続けてきた矢部はもちろん、日本代表のみならず、ワールドカップの戦いそのものにも期待を寄せている。
「え、優勝国? ちょっと気が早いけど……Jリーグでも今シーズンは、最終節にフロンターレ川崎が逆転優勝しましたよね。みんな鹿島アントラーズだと思っていたけど、サッカーは本当に最後まで何があるかわからないと思い知った。だからグループリーグの戦いを見ながら考えたいな」
とはいえ、注目しているチームもある。
(写真・厚地健太郎)
「何といってもまずはブラジル代表。11月の日本代表との親善試合は本当にビックリしました。こんなに強いのかと。速いし、うまい。あのスピードの中であの精度の高いカウンターをされたら、もはや手も足も出ないですよ。でも、スペインのサッカーも好きですけどね。それにドイツも手堅いだろうな……。もし現地取材できたら。どの試合を観れるのか、もう今から楽しみでしょうがないですよ」
半年後に幕を開ける“サッカーの祭典”が、まさに待ち遠しい。
ただ、世界のサッカーもさることながら、今回のフットサル対決もまた、すさまじいことになっている。この勝負に集まったのは、小野伸二や稲本潤一、本山雅志、小笠原満男といった1979年生まれの“ゴールデンエイジ”や松井、それに“ミスター・フロンターレ”中村憲剛というスターたち。
矢部も、「ゴールデンエイジ中心で、史上まれに見るテクニシャンぞろい。僕が好きな選手ばっかりなので楽しみにしていました」と、サッカー界を代表するトップ選手との真剣勝負を楽しんだ。
そして実は、このフットサル対決のキーマンは、矢部の能力を最大限に引き出す「やべっちチーム」のメンバーにあった。
今回、中山雅史や中田浩二とともに矢部をサポートしたのは、日本最高峰のフットサルリーグで戦う現役のFリーガー。“キング・オブ・Fリーグ”と呼ばれる森岡薫や、“日本の若きエース”清水和也など、フットサル界のオールスターとも言える顔ぶれが集まった。
Fリーガーが支える「やべっちチーム」は、サッカー界のスターぞろいの「Jレジェンド」に勝てるのか――。
文・本田好伸(futsalEDGE)
小野伸二率いる『Jレジェンド』チームと矢部浩之率いる『やべっちF.C.』チームによるガチンコフットサル対決はテレビ朝日系で17日(日)深夜0時5分から放送される。