楽天が来月にも自らの基地局を持つ携帯電話会社を設立し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクに続く第4の携帯電話事業者を目指すことがわかった。申請が認められれば大手3社の寡占状態に風穴を開けることになり、携帯料金の引き下げにつながる可能性もある。
楽天は現在、NTTドコモの回線を借りて格安スマホ「楽天モバイル」を運営しているが、契約料金が低いことやドコモに対する接続料の支払いなどもあり、大きな利益が見込めていない。そのため、自らの回線網を持とうと新規参入を目指したと思われる。楽天は2025年までに最大6000億円の資金を整備のために投入すると言われており、後発企業である楽天が巨額の投資に見合う利益を生み出せるのかは不透明だ。