女優・沢尻エリカが『ヘルタースケルター』(2012)以来6年ぶりに主演を務める映画『猫は抱くもの』が2018年6月23日(土)より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて公開することが決定した。
 本作は思いどおりの生き方ができず、いつしか心に孤独を抱えてしまった30代女性と、自分を彼女の恋人だと信じて疑わない猫との関係を描いた、ちょっと不思議な物語。メガホンをとったのは『ジョゼと虎と魚たち』(2003)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005)など繊細な恋愛ドラマから、『のぼうの城』(2012)のような歴史大作まで幅広いジャンルで演出の冴えを見せてきた犬童一心監督。少女マンガ史に輝く大島弓子の名作『グーグーだって猫である』の映画版(2008)とドラマ版(2014、16)も手掛け、「猫を撮らせたら日本映画界随一」とも言っても過言ではない“猫映画の名手”でもある。