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 女優・桐谷美玲が2年ぶりに映画主演を飾る『リベンジgirl』が、12月23日(土・祝)より全国公開される。同作は、東大主席でミスキャンパスという一見完璧な女性でありながら、実は極度の「イタイ性格」である主人公・宝石美輝(桐谷)が、大失恋をきっかけに人生を賭けての「リベンジ」を誓い、女性初の総理大臣を目指す。政治秘書の俊也といがみ合う日々から発展していくラブストーリー。美輝を支える政治秘書・門脇俊也役を鈴木伸之が、美輝が総理大臣を目指すきっかけを作った元彼・斎藤裕雅を清原翔が演じることでも注目を集めている。

 主演を務めた桐谷は、美輝というキャラクターについて「目立ちたがり屋でナンバーワンが大好き。私とは真逆です」と言い切っており、俊也を演じた鈴木も「苦手です」とコメント。撮影は実際の衆議院議員選挙と同時期に行われたといい、10月29日にクランクアップを迎えた同作だが、果たして2人はどのような想いで撮影に臨み、個性的なキャラクターを演じたのか。舞台裏を聞いてきた。

鈴木伸之、撮影期間中は『NEWS ZERO』を見て政治の勉強

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——桐谷さんはクランクアップ会見で、自信満々でナンバーワンが大好きな美輝の役が全然自分とは違うとおっしゃっていましたが、おふたりは脚本を見て、自分の役どころを知った時、最初にどのような印象を持たれましたか?


桐谷美玲(以下、桐谷):本当に自分と真逆で、強烈だなっていう印象でしたね。どれぐらいテンション上げなきゃいけないんだろうとか。いや~これは大変だなっていうところが第一印象でした。


——そのテンション上げるというのは、やはりエネルギーを使いますか?

桐谷:現場にはいれば大丈夫なんですけど、カットが掛かった瞬間に、「ふうっ」てなりますね(笑)。

鈴木伸之(以下、鈴木):恋愛映画って出演者たちがにこにこして、爽やかな感じのイメージだったんですけど、(鈴木の演じた)俊也は寡黙な不器用な男で、あまり笑わないという役どころで、秘書ということもあって、凜としていないといけないのかなと思いました。いろんな方にアドバイスいただきながら作品に参加させてもらいました。

——普段から俳優の先輩や監督に相談されることが多いですか?


鈴木:はい。政治秘書を30年ぐらいやられている政治指導の方が毎日現場にいらっしゃって、その方に秘書の実際の現場の様子などを聞きながら、監督にも台本のことを聞きながら、そして、夜は家に帰って『NEWS ZERO』を見て(笑)。それで役に臨みました。桐谷さんのニュースキャスター姿を確認するとともに、政治のこともリアルタイムでやっていたので、演説している安倍首相の隣にいる方を見て、その佇まいとか、どんな感じなんだろうと観察していました。『リベンジgirl』中心の生活が続いていて、充実していた期間になりました。

——ちょうど撮影期間と選挙が被ったというのもいいように作用したんですね。


鈴木:そうですね。それこそ、桐谷さんが選挙演説をするシーンがあるんですけど、そこの撮影があった日の午後に、小池都知事がそこで演説していて。そういうこともあって、面白かったです。

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桐谷美玲、鈴木伸之の印象が変化「寒がりだったり、虫が苦手だったり」 

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—お互いの演じる前の印象と、演じた後での印象、変わった点はありますか?


桐谷:すごく男らしい、強い人みたいなイメージを持っていたんですけど、寒がりだったり、虫が苦手だったりとか、大人っぽいだけじゃなくて、年相応でかわいらしい一面も持っているんだなっていうのは、ちょっと意外なところでしたね。すぐ虫も倒せそうなのに。


鈴木:そうですよね(笑)。虫、大嫌いなんですよね。

僕は、(桐谷は)本当にテレビでずーっと見ていた人だったので。実は1度だけ、まだ桐谷さんが「non-no」のモデルをやられていたときにお会いしたことがあって。「non-no」のモデルさんが出演されるショーのイベントがありまして、僕も参加させていただいたんですけれど、そのときは全然知り合いでもないですし、「わぁ、桐谷さんだ」みたいな(笑)。

——何年くらい前ですか?


鈴木:4、5年前です。だから、初めて会ったっていえば、そこなんですよね。僕にとっては芸能界のすごい先輩というイメージだったので、とにかく失礼のないように、自分のことで何かないように気を付けなきゃって思っていました。でも、本当に桐谷さんは気さくで、初日からすごく声も掛けてくれて。2人のシーンが多かったので、「仲良くしよう」と心掛けてくれている感じがすごく伝わってきました。本当に優しくて、感謝しかないです。

高飛車な女性は苦手 鈴木伸之「めちゃくちゃ綺麗だけど中身残念って最悪」 

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—美輝と俊也の出会い方って強烈ですよね。お互いの第一印象は最悪で、次第に恋愛感情が生まれてくるというストーリーですが、おふたりはそこに共感できますか?


桐谷:いや、無理ですね(笑)。

これは、撮影中にも聞いていたんですけど、「俊也、美輝の何がいいの?」って。頼りがいがあるし、ピンチのときにヒーローで、助けてくれたりするので、美輝が俊也に引かれるのは理解できるんですけど、俊也は美輝の何がいいんだって。

鈴木:確かに(笑)。


——鈴木さんは?


鈴木:僕もないですね。やっぱり、いいなって思う人は最初からいいなって思うことも多いので。でも、(最初は嫌いなのにだんだん好きになるという)経験してみたいと言えば経験してみたいですけどね。

——鈴木さんからしたら、「自分」を強く持っている女性・美輝は魅力的に見えますか。


鈴木:いや、苦手です。「めちゃくちゃ綺麗だけど、中身残念」って、もう最悪じゃないですか。

ただ、途中から本人が努力し始めるんです。今まですごく生意気で、鼻が伸びていたようなタイプの人から、「一から頑張ろう」という気持ち、姿勢が見えたときって、そのギャップで素敵だなと思うのは分かります。そういう姿を近くで見ていて、俊也も「絶対当選させたい」という気持ちになっていったんだろうなとは思うので、そこはすごく共感できる部分です。

けど、やっぱり……タイプではないです。高飛車な女性は、僕自身はちょっと苦手です。


——大和撫子というか、控えめな女性がお好きですか?

鈴木:そうですね。持ちつ持たれつな感じが一番いいのかなって思いますね。

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——桐谷さんは、俊也のような男性は素敵だと思いますか?


桐谷:いや、俊也はモテないと思います。

鈴木:分かるけども(笑)。

桐谷:やっぱり全面的に優しい人のほうがモテると思います。分かりやすく優しい人が。俊也は雨が降っているのに傘に入れてくれなかったりするんですよ?(笑)

鈴木:そこを何回もおっしゃっていますね(笑)。やっぱり駄目なんだ、女性からするとね。

桐谷:しかも、先に行っちゃうので。(俊也は)ドSだな~と思いながら。

——お互い実際には優しくて、持ちつ持たれつの関係ができる異性がいいな、と。


桐谷・鈴木:そうですね。

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ーー俊也はドSとのことですが、鈴木さんご自身はドSなんですか?


鈴木:いや、そんなことないですね。

俺も本当に持ちつ持たれつですね、本当に。お互い相談しながら物事を進めていきたいタイプですね。あんまりぐいぐいやられるのも嫌だし、するのも好きじゃないしって感じですかね。


——桐谷さんはどうですか。


桐谷:SかMかで言ったらSだと思います。痛がっているのを見るのとか好きです(笑)。


鈴木:それ、Sですね。

桐谷:ツボ押しとか好きなんですけど。押すのもされるのも好きで、ツボ押しをしていて「痛い、痛い」って言われたら、なおさらやる(笑)。

鈴木:それ、もうドSじゃないですか(笑)。


桐谷美玲は焼肉が好き「永遠に食べていられます」

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——作品の中でとんかつが勝負飯として出てきますよね。他にも美輝が悩んでいる時にネックレス「ビー・ゼロワン パーフェクト ミステイク」を見て励まされるというくだりがあったりしますが、おふたりにとって元気が出る食べ物だったり、勝負前のジンクス、励まされるものなど、あったりしますか?


桐谷:元気が出る食べ物は焼肉です!

鈴木:俺も焼肉ですね。

これから何かあるぞ、みたいなときは、焼肉を食べたくなるし、何か終わったときは、寿司が食べたくなる感じはあるかもしれないですね。

桐谷:焼肉はパワーが出ますよね。

——桐谷さんも意外にがっつり食べるタイプなんですね。


桐谷:がっつり食べますね。焼肉のお肉だけでおなかいっぱいにならないので、永遠に食べていられます。

鈴木:永遠に(笑)。

——年々胃が弱ってきちゃったりとかありませんか?


桐谷:カルビは駄目なんですよ。なので、ハラミとタンと。

鈴木:一緒だ(笑)。


桐谷:それで最後、冷麺でしめておしまい。


——分かります。他に自分だけが持っているジンクスなどありますか?


桐谷:ジンクス、特にないですけど……でも、靴下は右足からじゃなきゃ履けないです!


鈴木:ええ?


——それは小さい頃からですか?


鈴木:でも俺もそう考えたら、左足から履くなあ。ゲン担ぎね。あるよね、そういうの。


桐谷:全然ゲン担ぎでも何でもない(笑)。タイツも左からだと履けないです。

桐谷美玲、鈴木伸之のアドリブに「かっこいい」

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——おすすめのシーン・気になっているシーンを教えてください。


鈴木:僕が見たいのは、特報映像にも上がっていた一番最初のシーン。美輝がミス・グランプリに輝いたシーンなんですが、監督いわく、すごい数のエキストラさんが出演されているみたいで。あとは別のミスコンシーンでみんなの携帯電話が一斉に鳴るというシーンがあるんですけど、そこが大変だったとおっしゃっていて、そこを見てみたいし、桐谷さんもすごく見てみたい。自分が出ていないシーンは楽しみですね。清原くんのシーンもすごく楽しみだし、早く見たいって思っています。

桐谷:裕雅(清原)の事務所に来て俊也が美輝を助けてくれるところはかっこいいシーンですよね。

鈴木:そうかな。

桐谷:あそこで俊也がネクタイを取って意思表示をするのがかっこいい。あのアドリブも自分で考えていて、すごいなと思った。

鈴木:恥ずかしい。

——そういったアドリブは、ふと思いついたりするんですか?それとも、前々からこうしようと考えているんですか?


鈴木:香盤表が出て、前日、前々日から「あのシーンを撮る」って分かって意識するじゃないですか。そのときに考えたりとか、現場入ってから見て思いついたりしますね。

——ご自身が出演されている作品を見るのが苦手という方もいらっしゃいますが、おふたりはどうですか?緊張されますか?


桐谷:苦手ですね。さっきも清原くんと3人でそんな話になったね。

鈴木:なりましたね(笑)。ドキドキする。


桐谷:最初は特に、みんなで見るので。スタッフさんや関係者の方がたくさんいらっしゃる中で、真ん中で見て「どうだった?」みたいな感じの探り合いをする緊張感がすごいです(笑)。

鈴木:ありますよね(笑)。


——ドラマにも多く出演されていますが、録画してご自身で見られたりしますか?


桐谷:録画でもあるし、完パケがオンエア前にもらえるので、チェックとかはします……けど、気になっちゃいます。いろんなことが。

今回は撮りたてほやほやなので、どんなふうになっているのかが全く想像付かなくて。楽しみなところはたくさんあるし、緊張しています。

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——ちなみに公開が12月23日(土・祝)で年末になるのですが、お好きな年末年始の過ごし方はありますか?


桐谷:実家でいつもゴロゴロしてます。親に甘えまくってます(笑)。

年末年始は、家族ですき焼きを食べるのが定番なんです。それを食べると、あ~年末だなって。

鈴木:僕はオーソドックスに年越しそばを食べて大掃除をして。お雑煮が大好きなので、自分でお雑煮を作ります。4月くらいまでずっとお雑煮食べています!(笑)


『リベンジgirl』12月23日(土・祝)全国にてロードショー!

インタビュー・テキスト:堤茜子

写真:オカダマコト

映画『リベンジgirl』公式サイト
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映画『リベンジgirl』公式サイト。2017年12月23日公開
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