米トランプ大統領がイスラエルの首都をエルサレムに認定したことについて、国連の緊急総会で「撤回」を求める決議が日本などの賛成多数で採択された。
 賛成128カ国、反対9カ国で、棄権は35カ国。35カ国の棄権は関係者の予想を上回る数字で、国連関係筋は「賛成した国への支援を打ち切る」と警告したトランプ大統領の発言が影響しているとの見方を示している。緊急総会に出席したヘイリー米国連大使は「この投票はアメリカの国連に対する見方と我々を侮辱した国々への見方が変わるだけだ。この投票を忘れないだろう」と賛成した国を改めてけん制。しかし、アメリカの孤立は一層深まった形だ。