地方のローカル線を舞台に、人と人とのつながりや、自分の生き方を見つめ直す姿を温かく描き、多くの世代から愛される人気シリーズ『RAILWAYS』の新作『かぞくいろ』が2018年に全国公開される。

この記事の写真をみる(2枚)

 『かぞくいろ』はシリーズ初となる「女性運転士」の物語。若くして夫を亡くし、夫の連れ子を抱えて夫の故郷の鹿児島で一念発起して鉄道の運転士を目指す主人公・晶役に有村架純、また、晶の義父で最初は頑なだったが、晶の明るさと孫の駿也とふれあうことで徐々に心を通わせていく節夫役で、國村隼が出演する。そしてこの度、主人公・晶の息子の担任教師で、晶と同い年ということもあり互いに心を打ち解け合う佐々木ゆり役に桜庭ななみが出演することが決定。桜庭は物語の舞台となる鹿児島出身でもあり、2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』への出演も決まっている。

<桜庭ななみ コメント>

今回一人で子供を産み、育てる選択をする女性を演じます。主人公のシングルマザーの晶と出会い、同じ境遇でお互いに励まし合いながら力強く生きる女性の格好良さを表現できたらと思います。何より地元、鹿児島での映画の撮影は初めてなので馴染み深い鹿児島で地元の人たちと触れ合いながら撮影できることを楽しみにしています。

拡大する

 本シリーズのもう一つの主役である鉄道は、今回は九州の肥薩おれんじ鉄道が登場。熊本県八代から鹿児島県川内を結ぶ第三セクター鉄道で、九州西海岸の美しい風景の中を走り、地元の新鮮な食材を使用した食事をゆったりと楽しめる食堂車「おれんじ食堂」が人気を呼んでいる。なお、撮影は、桜庭の出身地でもある鹿児島や熊本など九州でのロケーションが予定されている。

ストーリー

 25歳で子供連れの修平と結婚した上薗晶(有村架純)は、突然夫を失ったことを父親の上薗節夫(國村隼)に伝えるために、夫の故郷の鹿児島を訪れる。突然の息子の死と、初めて会う嫁と孫に当惑する節夫。そして、東京に帰る場所を失った晶と駿也は、何とか節夫に頼み込み、鹿児島の家で一緒に暮らすことになる。血はつながっていないものの、母親として生きることを決意した晶は、鉄道が好きな駿也のために、節夫が務める肥薩おれんじ鉄道の運転士の試験を受ける。また、駿也のクラス担任のゆり(桜庭ななみ)と晶は同い年ということもあり、互いの悩みを相談する間柄になっていく。ゆりを始めとする周囲の人々に支えられ、良き母、一人前の運転士になろうと奮闘する晶。大切な人を失った悲しみをそれぞれが抱えながら、次々起こる出来事に必死に立ち向かう3人は果たして自分たちなりの家族のカタチを見つけることができるのか。“再出発”をテーマにした家族と鉄道の物語が動き出す!!

RAILWAYSシリーズ最新作 かぞくいろ
RAILWAYSシリーズ最新作 かぞくいろ
RAILWAYSシリーズ最新作 かぞくいろ
www.railwaysmovie.jp
この記事の画像一覧
この記事の写真をみる(2枚)