昨日12月26日に東京・AKB48劇場にて渡辺麻友(AKB48チームB)の卒業公演が行われた。
2006年、12歳のときにAKB48の第3期オーディションに合格し、2013年6月に行われた第5回AKB48選抜総選挙では第3位、その翌年2014年のAKB48第6回選抜総選挙では念願の第1位を獲得した渡辺。その彼女が自身の原点でもあるAKB48劇場での卒業公演を実施した。
終演後に行われたマスコミ向けの囲み取材で彼女は初めに「12歳でAKBのオーディションに合格して11年間、前だけを見て、ひたすら駆け抜けてきたので今こうして最後の劇場公演を終えて、11年間が幕を降ろそうとしてるんだなって。急に実感が沸いてきて寂しいですね」と素直な思いを口に。それから「デビュー当初は、まだAKBはテレビに出る機会もほとんどなく秋葉原の劇場でただひたすら公演をやっているだけの日々だったので、まさかこんなテレビに出させていただいたり、こんな大勢の方(ファンや報道陣)に囲まれるなんて、そんな未来は1ミリも想像できてなかった」と語った後で、「11年間の最後、ファンの皆さんに見守られて終えることができて幸せだなと思います」と笑顔を見せた。また記者から「総選挙でも第一回目から”神セブン”に入っていたのは渡辺さんだけですよね」と声を掛けられると、彼女は「本当にありがたいことです。総選挙こそファンの皆さまの応援があってこそなので、感謝してもしきれないです」とこみ上げる思いを口にした。
今後の活動について渡辺は「ソロとしてもシングルを出させていただいてるので、音楽活動は続けていきたいですし、お芝居も好きなので、これからそちらも積極的に挑戦していけたら」とまっすぐに前を見据える。AKB48卒業後、芝居の道に進んだメンバーも多くいるが、これについて彼女は「私もこれからが勝負時と言うか、大きな世界に出て戦っていくので『負けないぞ』という強い気持ちで頑張っていきたいなと思います」と力強く語った。
恋愛解禁について
恋愛解禁についてコメントを求められた渡辺は「本当に全然してこなかったので、自分大丈夫かなって怖さもあるんですけど」と笑顔を見せてから「機会があればぜひ」と回答。結婚については「イメージが出来てなくて、私はお仕事が好きでそっちに熱中しちゃうので、まだまだこのタイミングでとかは思い描けてないですね」と語った。
記者から「AKB48メンバーとして自分に点数をつけると」と質問が飛ぶと、渡辺は少し考えた後で「150点」と回答。「11年間まっすぐ頑張ってきた自分だと思うので、それくらいつけてあげてもいいかな」と笑顔でその理由を明かした。そして最後に渡辺は「AKBは、私の人生と言っても過言ではないです。ただがむしゃらにまっすぐ駆け抜けてきた11年間でたくさんの方と出会えて、素晴らしいファンの皆さまとも出会えて、応援していただけて、幸せすぎるぐらいの11年間になりました。たくさんの応援を本当にありがとうございました。卒業しても渡辺麻友を、そしてこれからのAKB48をよろしくお願いします」と語り、会見を締めくくった。
なお、AKB48は年末の「第68回NHK紅白歌合戦」に出演する。この紅白が渡辺にとってAKB48最後のステージとなる。
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(C)AbemaTV
撮影:野原誠治