1月4日、東京ドームで開催される新日本プロレスプロレス界最大のビッグイベント「WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」。メインにオカダ・カズチカ対内藤哲也のIWGPヘビー級タイトルマッチ、ケニー・オメガ対クリス・ジェリコのUSヘビー級戦。IC、ジュニア以下ほぼ全てのカードがタイトル戦で網羅される。

そんな中、毎年サプライズ要素の強い第0試合の「1分時間差バトルロイヤル ~ニュージャパンランボー~」に注目したい。

最初シングルマッチからスタートし1分毎に新たな選手が加わるという通常のバトルロイヤルとはまた一味違うユニークな形態の「ニュージャパンランボー」。東京ドーム大会への出場は叶わなかったものの、ヤングライオンをはじめ今年期待の選手たちの顔見せ、ここから新年の勢力図争いのキックオフが始まるという空気感や、ベテラン勢なども多数出場するが、一番盛り上がるのは新日本プロレスの歴史を飾る「レジェンド枠」といえるレスラーのサプライズ出場だろう。しかも出場選手は入場テーマで判明するという構成はプロレステーマ好きには堪らない内容だ。

昨年の「WK11」では、怪我から復帰したマイケル・エルガンが先鋒として登場、超軽量級なチーズバーガーが大きな外国人選手をかき回し、獣神サンダー・ライガーに続きライガーのデビュー戦の相手「虎ハンター」こと小林邦昭。さらには世代は違うもののタイガー・マスクを投入という粋な演出。

その後も中西学、田口隆祐、永田裕志、天山広吉などベテラン勢の攻防の中に、レジェンド、ヒロ斉藤が登場天山との「nWo JAPAN」再演の連携でセントーンで永田をピンフォールし、ここで超目玉のスコット・ノートンが登場し大いに盛り上がった。

さて、2018年「ニュージャパンランボー」だが、中西学、永田裕志、小島聡、獣神サンダーライガー、と言った常連ベテラン勢、昨年レギュラーで出場したメンバーの中ではYOSHI-HASHI、BUSHIさらには昨年の1.4の時点で新日マット復帰を果たしていなかったエル・デスペラード、金丸義信あたりがバトルロイヤルを掻き回すというのがシナリオの一つとしてありそうだ。また、成長著しい新人の中からヤングライオン杯覇者にして昨年大きなインパクトを残した北村克哉、岡倫之の参戦か。

毎年なかなか読めないレジェンド枠といった具合だが、一つ期待したいのが怪我からの復帰が望まれる本間朋晃の参戦。すでにテレビ番組は解説で元気な姿を見せてくれている本間だが、昨年のエルガンのように復帰戦、新春一発目第0試合に登場ということもありえるか?大いに注目である。

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