平昌冬期オリンピックが目前に迫る中、約2年ぶりに韓国・北朝鮮の代表者10人が話し合いの席に着いた。昨日、軍事境界線のある板門店の韓国側施設「平和の家」で、南北閣僚級会談が行われた。
 北朝鮮の李善権・祖国平和統一委員会委員長が「今年の冬は寒い。天気よりも南北関係は冷え込んでいる。南北対話と関係改善を望む国民の声が会談を実現させた。南北が真剣に取り組み、国民に新年のプレゼントをあげたい」と述べたのに対し、韓国の趙明均統一相は「南北の和解と平和は韓国の国民も望んでいる。久しぶりに再開した会談だ。急がずに南北で一つ一つ解決して、国民にプレゼントを贈りたい」と応じた。