将棋の中学生棋士・藤井聡太四段(15)が1月14日、朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントに出場し、1回戦で澤田真吾六段(25)、2回戦で佐藤天彦名人(29)に勝利し、ベスト4進出を決めた。藤井四段が現役のタイトル保持者と公式戦で対局するのは今回が初めてだった。同大会では別ブロックで羽生善治竜王(47)が勝ち抜いており、準決勝で公式戦初対決となることも決まった。
新春早々、またも藤井四段が快挙達成だ。1回戦、難敵・澤田六段に54手の短い手数で勝利すると、続く2回戦では佐藤名人と対戦。これまでテレビ番組の企画などでは現役タイトルホルダーと戦ったことはあったが、この日は初の公式戦での対決。「貴族」のニックネームを持つ佐藤名人に対し、中盤以降リードすると、そのまま押し切った。藤井四段が優勝すれば史上最年少の棋戦優勝記録達成となる。