「不正行為との関係が認められた経費については返還を求めることになる」
 ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が所長を務める京都大学iPS細胞研究所で論文の不正が見つかった問題で、文科省は23日、研究費の返還を求める考えを示した。また、不正を行った山水康平助教(36)に対し、公的研究費への応募資格を停止することも明らかにした。
 一方、辞職もあり得るとした山中教授に対しては、ネットから「これで辞職して海外に行ってしまったら日本は大きな宝を失う」「難病患者や家族にとってiPSは最後の希望です。これが原因で研究が止まることのないよう心よりお願いします」と励ましの声が相次いだ。