27年間、早朝の駅前で街頭演説を続ける国会議員がいる。財務副大臣、経済産業副大臣などを歴任し、去年の衆院選で6回目の当選を果たした自民党の菅原一秀議員(56)だ。議員年金を廃止したことで知られ、現在は北朝鮮問題の収束、教育無償化財源確保、年金減額ストップ、脱原発などを掲げる。
早朝、石神井公園駅前で演説している菅原議員を『原宿アベニュー』(AbemaTV)の「議員GO」は直撃。元AKB48で所属時は“憲法アイドル”と呼ばれていた内山奈月が若者目線から取材した。
寒い冬、駅前に立つことは辛くないのかとの問いに「毎日辛い」と率直な答えを返す菅原議員。「毎朝5時に目覚ましをかけるが、4時59分に鳴る前に起きる。体内時計みたいになっている」という。
アイドル時代「お客さんが見てくれない時が一番辛かった」と話す内山だが、菅原議員は「立ち止まって聞くと会社に遅れちゃいますよね。マイクが聞こえるところから改札を通るまで約40秒でスパンと言葉を発してわかってもらえるようにしないと」と少ない時間で伝えることを心がけている。
「石神井公園の駅前で喋っていることをそのまま、私は予算委員会でも取り上げさせていただきました。練馬の皆様の声が国民の声である。今後ともしっかりと国会・予算委員会等で皆様の声を代弁していきたいと思っております」
このようにメッセージを伝える菅原議員。27年間駅前に立ち続ける理由を「『あぁ自民党ダメだ』とか、そういうことが感じられる場所が僕にとっては駅。駅に立っていると肌感覚がわかる。ということで27年もやってきた」と胸中を明かした。
菅原一秀議員のInstagramより
さらに、菅原議員が元ダンサーだという意外な事実が発覚。TRFとしてデビューする前のSAMとダンスユニットを組み、全国を行脚していたという。「35年前に後楽園ホールで全国大会があって、私が3位、SAMが7位」と驚きの事実を明かし、決して国会では見せることがないダンスを披露してくれた。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)