DDTプロレスは3月25日に旗揚げ21周年記念となる両国国技館大会を開催する。1月28日の後楽園大会では、その対戦カードが次々に決まっていった。
(赤井沙希との異色タッグで勝利したササダンゴ)
メインではリーグ戦・D王GP決勝で石川修司が勝利し、両国のメインで竹下幸之介が持つKO-D無差別級王座に挑戦することが決定。ジョーイ・ライアンvsコルト“Boom Boom”カバナの「ワールド・クレイジーレスラーNo.1決定戦inDDT」も。
また参戦が決定していたグレート・ムタとの対戦に名乗りを挙げていた男色ディーノは石井慧介、大家健と組むことに。一方、ムタと組むのはDAMNATIONの佐々木大輔&遠藤哲哉となった。
1.28後楽園ではディーノ&石井と黒潮“イケメン”二郎&ジョーイ・ライアンが対戦したものの、ディーノの男色殺法とライアンのロリポップキャンディー攻撃が交錯。ディーノのお尻にインしたキャンディーが松井レフェリーの口に誤爆し、収拾がつかなくなってノーコンテストに。
そんなドサクサの中、イケメンに対戦要求したのが大晦日に朝青龍に挑んだことでも話題となったスーパー・ササダンゴ・マシンだ。ササダンゴがイケメン戦を希望したのは、イケメンがDDTに頻繁に出場していることで「ひょうきん枠が完全に移行している」という危機感からだという。
またディーノとともにバラエティ色豊かなDDTの“文化系プロレス”を引っ張ってきたササダンゴには、入場から観客を沸かせまくるイケメンと「プロレスを通してのコミュニケーション」をしたいという思いもあるようだ。この試合は当日までササダンゴがベルトを保持していた場合、アイアンマンヘビーメタル級選手権として行なわれる。
(ディーノがイケメンをまさぐる中、ササダンゴが対戦要求。両国での一騎打ちへ)
1.28後楽園では、赤井沙希とタッグを結成したササダンゴ。高橋創税理士事務所の告知を目的としたインフォマーシャルマッチで、アントーニオ本多&タノムサク鳥羽と対戦した。この試合でササダンゴは、税理士事務所のインフォマーシャルマッチらしく、確定申告でより多くの還付金を得るための方法をプレゼン。何より必要経費を増やすことが重要とし、レスラーの必要経費=凶器代の増額のためiPhoneXを凶器として使用することに。
赤井は高級トートバッグを経費で落とすため凶器として鳥羽を殴打、アントンは海外通販で購入したビンテージのぬいぐるみを持ち込む。こちらもとっ散らかった展開の中、ササダンゴがフライング・ボディアタックで勝利。「確定申告と節税の正しい知識を」と啓蒙して強引に試合を締めたのだった。
写真:(C)DDTプロレスリング
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