世界王者3人が出場するなど豪華なマッチメイクとなった1月28日の修斗・後楽園ホール大会では、メインイベントとしてバンタム級の環太平洋チャンピオン決定戦が行なわれた。
バンタム級といえば、昨年RIZINでGPが開催され、修斗でも佐藤将軍vs石橋佳大の世界王座戦が凄まじい死闘となるなど、日本MMA界でも特にアツい階級だ。今回は石橋が返上した環太平洋王座をめぐり、魚井フルスイングと祖根寿麻が対戦。
リングネーム通り、フルスイングのパンチでKOの山を築いてきた魚井。対する祖根はさまざまな団体で活躍、立ち技イベントKrushへの参戦経験もある。
魚井のパンチに祖根がどう対抗するかがポイントだったこの試合。祖根はミドルキックを主体に攻撃しつつ、テイクダウンを狙う。
この戦術に魚井は思うように闘えない。パンチを強振していくもののヒットせず、判定2-0という接戦だったが、祖根が勝利してベルトを腰に巻いた。
試合後はRIZIN参戦もアピールした祖根。この大会では世界王者・佐藤が齊藤曜に敗れる波乱も起こっており、激戦区の階級でこれからどんな活躍を見せるか。次はよりインパクトのある勝利が求められるだろう。