アメリカが核戦略を抜本見直し!「北朝鮮への先制攻撃でうまく使える核兵器はアメリカにはない」 2018/02/06 22:00 拡大する 先月30日の一般教書演説で「北朝鮮の核ミサイルは我々の故郷を脅かすだろう。それを防ぐために最大限の圧力が必要だ」と述べ、北朝鮮への圧力を改めて強調したトランプ大統領。そして「防衛政策の一環として、核兵器を近代化して立て直すことが必要だ」と述べ、核戦略の見直しを行い、核兵器の役割を拡大させる方針を明らかにした。 今回の方向転換は"核なき世界"を目指したオバマ政権下の2010年以来8ぶりのことで、アメリカ国防総省は北朝鮮の他にロシア、中国、イランを脅威と名指し。発表された戦略「NPR」ではSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)用の低出力核弾頭の開発、核巡航ミサイルの再開発に取り組むとしている。シャナハン国防副長官は2日、「世界の様相は2010年に発表されたNPRとは異なる。安全保障をめぐる環境が厳しさを増し、目まぐるしく変わる中、抑止力強化に向けた着実な行動が求められている」と指摘した。 続きを読む