
6日夜、宮内庁は婚約が内定している秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚に向けた行事などを延期すると発表した。日程変更の理由について宮内庁は来年予定されている天皇陛下の退位や皇太子さまの即位に伴う重要な儀式の実施を挙げた。延期により、一般の結納にあたる「納采の儀」、結婚式の日取りを決定する「告期の儀」、両陛下にお別れのあいさつをする「朝見の儀」は2020年に執り行われることになる。
お二人のご結婚をめぐっては、一部週刊誌が小室さんの母親に関する金銭トラブルを指摘する報道もあった。きょうの会見で宮内庁の宮務主管・加地隆治氏は「週刊誌報道があったため、ご結婚の意志が変わられたという事ではありません」などと週刊誌報道と結婚延期との関連を否定した。
発表を受け、眞子さまはご自身と小室さんのお気持ちを文書に記し発表している。
私たちは、今まで結婚に関わる様々な行事や結婚後の生活にむけて、二人で話し合い、それぞれの親や関係する方々と相談しながら準備を進めてまいりました。しかし、その過程で、現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました。
これまでのことを振り返ってみたいと思います。昨年5月、予期せぬ時期に婚約報道がなされました。このことに私たちは困惑いたしましたが、結婚の意思を固めていたことから、曖昧な状態を長引かせない方がよいとの判断をし、当初の予定を大きく前倒しして婚約が内定した旨を発表することにいたしました。婚約の内定発表に際しては、多くの方々がお祝いのお気持ちを寄せてくださったことを大変有り難く思っております。その後、昨年11月には、それ以降の諸行事の予定を立て、発表いたしました。しかし、色々なことを急ぎ過ぎていたのだと思います。ここで一度、この速度が自分たちに本当に合っているのかを慎重に考えるべきでしたが、婚約の内定発表に関しても、それ以降の事柄に関しても、私たちはそのまま前に進むという選択をしてまいりました。
今、私たちは、結婚という人生の節目をより良い形で迎えたいと考えております。そして、そのために二人で結婚についてより深く具体的に考えるとともに、結婚までの、そして結婚後の準備に充分な時間をかけて、できるところまで深めて行きたいと思っております。本来であれば婚約内定の発表をするまでにその次元に到達していることが望ましかったとは思いますが、それが叶わなかったのは私たちの未熟さゆえであると反省するばかりです。
これらのことを踏まえ、それぞれの親や関係の皆様と相談を重ねた結果、この度、今後の私たちの結婚とそれに関わる諸行事を、これから執り行われる皇室にとって重要な一連のお儀式が滞りなく終了した後の再来年に延期し、充分な時間をとって必要な準備を行うのが適切であるとの判断に至りました。
一度決めた予定を大幅に変更することは、私たちの結婚に快く協力してくださっている方々に多大なご迷惑とさらなるご負担をおかけすることとなり、大変申し訳なく思っております。
私は、結婚に関わる諸行事を延期したい旨、天皇皇后両陛下にご報告申し上げました。両陛下は、私たち二人の気持ちを尊重してくださいました。
私たちは、この度の延期を、新たな生活を始めるための時間を作る良い機会と考え、その時間を大切に、結婚までの期間を過ごしてまいりたいと思います。

小室さんは午後6時半すぎ、勤務先がある東京・中央区のビルの玄関に姿を見せたが、集まった報道陣からの問いかけに言葉を発することはなく、カメラに向かって深く一礼し、そのまま職場を後にした。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)



