(2月6日の記者会見にて、それぞれの思いをぶつけ合ったまなせ(左)と山下)
AbemaTVで生中継が行なわれることでも話題の2.18東京女子プロレス新木場1st RING大会では、メインイベントでTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王座をかけたタイトルマッチが組まれている。
1.4後楽園ホール大会で才木玲佳を下し、王座奪還を果たした山下。対するまなせはフリーながら東京女子を主戦場にしており、グラビア活動でも知られる選手だ。今回の王座挑戦は、タッグパートナー・のの子が卒業前に山下に求めた、いわば置き土産。まなせにとっては、のの子の気持ちも背負い、パワーに替えてのタイトルマッチとなる。
「私が山下選手に勝っているのはやっぱり胸。のの子さんが、胸は凶器になると教えてくれました。乳の師匠であるのの子さんと“ベスト・キッド”ならぬ“バスト・キッド”として修行して、脅威的な胸囲になってベルトを巻きたい」
2月6日の会見でそうコメント、試合前に公開バスト特訓を行なう可能性もあるというまなせ。従来のプロレスからは大きく逸脱しているようにも思えるが、これが東京女子プロレスのスタイルだとしか言いようがない。
一方、受け手立つ山下は、まなせに対して「のの子さんに頼っている部分がある。そこが甘い」と指摘。「きっかけはのの子さんであっても、闘うのはまなせさん自身。潰す気できてほしい」と言う。さらに「胸以外は私がすべて勝ってると思います。そういう自信がないとやっていけない」と王者らしいコメントも。
そんな山下の言葉に「のの子さんには頼るのではなく、一緒に、背負って闘う気持ち」だとまなせ。シングル王座への挑戦はキャリア初、会場はデビューした新木場と思い入れも深い。
チャンピオンとしては、その思いを受け止めた上でいかに勝つかがテーマとなってくるだろう。空手仕込みの蹴りを武器とする山下がまなせのバストを突き破るか、まなせが脅威の新バスト殺法を繰り出すか。生中継もあり、全国のファンが注目する一戦となる。
文・橋本宗洋