『Krush.85』(2月12日、後楽園ホール)で行なわれる小澤海斗vs里見柚己は、両者のキャリアにとって重要な分岐点となる一戦だ。
(ベルトを失い、心機一転しての再起戦を迎える小澤)
(C)Good Loser
小澤は前Krush -58kg王者。K-1では武尊に対して喧嘩腰の挑発を繰り広げ、2度にわたって好勝負を見せたことでも知られている。
だが昨年、K-1で西京春馬に敗れると、Krushでのベルトをかけた再戦でも敗北。今回は再起戦となる。もちろん、常に新勢力が台頭してくるKrushでは、再起を果たすのも簡単ではない。
今回、小澤が対戦するのは里見柚己。KHAOSのリングで叩き上げてきた新鋭だ。里見にとっては、前王者との挑戦は大チャンス。この試合での勝利を足がかりにタイトル戦線に絡んでいきたいところだ。さらにK-1参戦も見据えているという。この階級で「主役は俺です」と意気込む里見は、小澤に対しても「ただ勝つだけでなくKOで勝ちたい」と言う。
(前回の試合はKO勝利。勢いでは里見か)
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一方の小澤は、崖っぷちから逆襲できるかどうかの大事な闘い。王者時代は「守りに入るファイトスタイルになってた」という小澤だが、今は「守るものもないんで、やんちゃな部分が見せれるかなと思いますよ」と、本来の力を取り戻したようなコメントを残している。
「昔の俺は好き勝手に闘ってた」、「久しぶりに暴れてやろうと思っている」とも語った小澤。もちろんK-1フェザー級タイトルも狙っており、里見との対戦はKrush、K-1でのサバイバルという面でも見逃せない。待ち受ける結末は小澤の復活か、里見の大躍進か。
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