流出NEMが次々交換?“仮想通貨大国”になりつつあるロシアの今 2018/02/15 06:45 拡大する 仮想通貨取引所「コインチェック」から「NEM」が流出した問題で、その一部がロシアの匿名サイトを通じて別の通貨に交換されていたことがわかった。 情報セキュリティ専門家の杉浦隆幸氏によると、犯人側は通信元を隠す「Tor(トーア)」など匿名化ソフトを使わないと接続できないサイト、"ダークウェブ"(闇のウェブ)上に自ら「取引所」を立ち上げ別の通貨に交換。さらにそこで交換した人がロシアなどの業者と取引、資金洗浄を図っている可能性があるという。「ロシアのYobit(ヨービット)という取引所を使って、ビットコインもしくはライトコインと交換した可能性が高い。取引回数は2340回以上にも及んでいて、NEMが値下がりしていたことから犯人側はディスカウントして販売していた。それを加味すると、日本円で14億円相当がすでに交換されているのではないか」(杉浦氏)。 続きを読む