2012年の映画『ヘルタースケルター』以来6年ぶりになる沢尻エリカの主演映画『猫は抱くもの』が、6月23日に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開となる。猫・良男の擬人化した姿を演じるのは、今注目されている若手演技派俳優の吉沢亮。メガホンをとるのは犬童一心監督だ。
そして“猫の日”である本日2月22日(にゃんにゃんにゃん)に「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイが猫のキイロを擬人化した姿を演じ、映画に出演することが発表。劇伴も「水曜日のカンパネラ」が担当する。劇伴を担当するのは同グループ初となる。
劇中歌「キイロのうた」は、コムアイ本人が作詞を行っており、コムアイは「劇中歌は、登場人物と観客が、それぞれの固執しているものをそっと手放せるように、と思って書きました」とコメント。上記に加え、コムアイの声で劇中の“効果音”を作るなど、作品づくりに精力的に携わった。
併せて、第3弾キャストとして擬人化した猫を演じる“猫キャスト”も一挙解禁。老猫を演じるのは、近年でも『東京喰種トーキョーグール』や『22年目の告白 -私が殺人犯です-』などで、印象的な役柄を演じた実力派俳優岩松了はじめ、人気番組「水曜どうでしょう」では“ヒゲ”という愛称で親しまれていた、ディレクターの藤村忠寿(サビ猫)、内田健司(サバトラ猫)、久場雄太(黒猫)、今井久美子(茶ブチ猫)、小林涼子(キジトラ猫)、化粧品ブランド「オペラ」の広告キャラクターとして注目される林田岬優(黒白ブチ猫)、木下愛華(ヒョウ柄猫)、蒔田彩珠(縞三毛猫)と個性的なキャストがそろった。
『猫は抱くもの』ストーリー
主人公の沙織(沢尻エリカ)は、とある地方都市のスーパーマーケットで働くアラサ―女性。かつてはアイドルグループ「サニーズ」のメンバーとして芸能界で活動していたが、歌手としては芽が出ず、すべてに嫌気が差して都会から逃げてきた。今の自分を好きになれず、周囲ともうまく馴染めない彼女にとって、心を許せる唯一の存在は、ペットショップで売れ残っていたロシアンブルーのオス猫「良男」(吉沢亮)。嬉しかったこと、哀しかったこと、腹が立ったこと……。すべてを受け止めてくれる「良男」に向かって、沙織は日々、妄想を交えながら語りかける。そして「良男」は、いつしか自分を人間だと信じ込み、恋人として沙織を守らねばと思い始める。そうやって過ごしてきた、こじらせた1人と1匹の日常にも、変化が訪れて……。
(C)2018 『猫は抱くもの』製作委員会