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(公開練習で異色の合体を果たしたウルティモ・ドラゴンと左右田泰臣)

2月21日、K-1ファイターの左右田泰臣が公開練習を行なった。左右田は3月21日のビッグマッチ、さいたまスーパーアリーナ大会で中澤純と対戦する。

昨年、中澤とKrushのリングでベルトをかけて闘い、僅差の判定で敗れている左右田。舞台を変えてのリマッチに向けて敢行したのは“プロレス特訓”だった。この日、左右田の指導を買って出たのはプロレスラーのウルティモ・ドラゴン。日本のみならずメキシコ、さらにはアメリカでも大活躍してきた名レスラーだ。

以前からプロレスファンだった左右田は、2年前に3連敗したことを機に「なりたい自分になる」とマスクマン化。試合中はルールで着用が認められないものの、会見や入場時、また試合後もすぐにマスク姿になるというこだわりを見せている。そんな左右田にとって“究極龍”は世界トップを目指す意味でも、マスクマンとしても偉大な先達だ。

今回はいつもとは違いプロレス用のリングでの練習。スクワットや腕立て伏せもプロレス式のスタイルで、左右田は慣れないながらも真剣に取り組んでいく。またウルティモは相手の攻撃に耐えるための首のトレーニング、そしてロープワークも指導。ロープワークはエクササイズ的な意味もあるが、ジャンルに関係なく「リングという空間を把握する」ためにも有効だという。

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(スクワットにロープワークなど、プロレス式の練習法を丁寧に伝授していった究極龍)

ウルティモからは「どんな世界でもお客さんを呼ぶのがトップ。観客を魅了するような闘いを見せてほしい」というアドバイスも。左右田が「リベルタ=自由」を闘いのテーマとしていることを知ると「自由には義務も伴うもの。自由になって何がしたいのか。そこまで考えることで、左右田選手のこれからが見えてくるんじゃないか」とも語った。狼をモチーフとした左右田のマスクをより際立たせるために「前髪を上げたほうがいい」という提案も。

ウルティモといえば、指導者としても「闘龍門」で数多くの名選手を輩出。現在のIWGPヘビー級チャンピオンであるオカダ・カズチカもその1人だ。短時間ながら名選手にして名伯楽の教えを受け「あらためてプロレスラーの偉大さが分かりました。今日、教わったことを自分の中に取り入れていきたい」と左右田。闘うジャンルこそ違えど同じマスクマンであり、超一流の存在に触れた経験は大きいはずだ。

文・橋本宗洋

K-1WORLD GP2018 JAPAN K'FESTA.1 さいたまアリーナ | AbemaTV(アベマTV)
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