DDTのタイトルの一つ、アイアンマンヘビーメタル級王座が、興行のない2月23日に移動してしまった。

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(スタジオ内でベルトを掲げるかえぽ。第1289代王者となった)

屈辱の敗北を喫したのは王者スーパー・ササダンゴ・マシンだ。24時間365日、いつでもどこでも誰でも3カウントかギブアップで王座奪取可能な特殊ルールだけに、チャンピオンは常に挑戦に備える日々を送らなければならない。

DDT、実家の金型工場に加え松竹芸能にも所属し、地元の新潟でレギュラー番組『八千代ライブ』も持つササダンゴは、出演する芸能人から襲撃されることが多かった。

特にベルト奪取に執念を燃やしてきたのが新潟のご当地アイドルであり、アイドル好きには全国的にその名が知られているNegiccoだ。これまではNao☆、メンバー全員、Meguが不意打ちするもカウント2で返され、ササダンゴが王座防衛に成功。しかし2月23日、NST新潟総合テレビのスタジオ内で王座移動が実現した。

打ち合わせ中のササダンゴに挨拶に訪れたメンバー・かえぽことKaedeは持参した「ゲルマニウムシェイプキャミソール」がなかなか着られず、手伝ってほしいとササダンゴにお願い。しかし手伝おうとしたササダンゴが体に触れた瞬間、悲鳴を上げてしゃがみ込む。

「セクハラですよ!」と攻められてひるんだササダンゴにスケッチブックで一撃を加えたKaedeは、そのまま体固めで抑え込み、3カウントでタイトル獲得に成功してみせた。

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(番組を終えたかえぽはササダンゴの襲撃に備えてか、ベルトをガードしながら帰宅)

「ハニートラップ!?」と唖然とするササダンゴだったが、新潟大学工学部卒業、新潟薬科大学の特定研究員にもなったKaedeの頭脳プレーが光ったと言えるだろう。まさに圧倒的なファイトスタイルであった。

ちなみにNegiccoは2003年の結成。ササダンゴは2002年から素顔で試合をしているが、当初は練習生としての参戦であり、正式デビューは2004年である。ササダンゴ・マシンをあくまで「謎のマスクマン」とすればデビューは2012年。明らかにNegiccoのキャリアのほうが長い。今回のKaede勝利は、多大なリスペクトを集める「新潟の先輩」が格の違いを見せたと言えなくもないだろう。

Negiccoの活動範囲から考えると、今後はアイドル界で王座争奪戦が展開される可能性も濃厚。現在は新曲『カリプソ娘に花束を』を携えてのツアー中だが、他のアイドルと共演することも多いだけに要注意だ。

となればアイドル好きで知られ、かつて両国国技館大会で「アイドルランバージャック」マッチを決行したこともある“大社長”高木三四郎が動き出すのも必至。このままいけば、ササダンゴが黒潮“イケメン”二郎と対戦予定の3.25両国大会で、大幅なカード変更があるかもしれない。

まずは2月25日の後楽園ホール大会が気になるところ。ササダンゴも出場予定だけに、早急な対策、もしくは事情説明が必要か。なお、その日Negiccoは大阪でライブを予定している。24日じゅうにササダンゴが王座奪還を果たせば事なきを得るのだが、果たしてどうなるのか。

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