将棋の順位戦A級最終戦（11回戦）が3月2日に行われ、前日まで5勝4敗だった広瀬章人八段が6勝3敗と首位タイだった豊島将之八段に勝利し、ともに6勝4敗で全対局を終了した。
現在、他の4局が対局中で、前日まで首位タイの6勝3敗の久保利明王将が深浦康一九段に敗れると、既に全対局を終えて6勝4敗の羽生善治竜王を含め、最低4人のプレーオフが決定する。また同じく5勝4敗の佐藤康光九段、稲葉陽八段も勝利すれば、最大6人という史上最多のプレーオフとなる。
3人以上のプレーオフになった場合は、順位の低い順でから対戦する変則のトーナメント戦「パラマス方式」で挑戦者が決定する。6勝4敗で6人でのプレーオフになった場合の組み合わせが以下のとおり。
1戦目 久保王将（9位）VS豊島八段（10位）
2戦目 1戦目の勝者VS佐藤九段（8位）
3戦目 2戦目の勝者VS広瀬八段（4位）
4戦目 3戦目の勝者VS羽生竜王（2位）
5戦目 4戦目の勝者VS稲葉八段（1位）
順位戦は持ち時間が各6時間。各局熱戦が予想されるため、「将棋界の一番長い日」と呼ばれるように、終局は今夜遅くになる見込み。
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