3月6日、東京・丸の内TOEI2にて映画『孤狼の血』(5月12日公開、配給:東映)の「ホステス同伴試写会」が行われた。

原作は「警察小説」×「仁義なき戦い」と評される柚月裕子原作のミステリー小説。メガホンを取ったのは『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌監督で、昭和63年の広島を舞台とした警察、あるいは暴力団という組織にいながらも“誇り“を賭けて生々しく、荒々しく生きる男たちの物語だ。暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾役を役所広司、大上とタッグを組む若き刑事・日岡秀一役を松坂桃李、「club梨子」のママ・高木里佳子役を真木よう子、五十子会の組長を石橋蓮司、尾谷組の若頭・一之瀬守孝役を江口洋介が演じる。

(c)2018「孤狼の血」製作委員会
熱き男たちが生死を賭けて戦う様を描いた本作で、真木よう子演じる「club梨子」のママ高木里佳子は、たくましく生きる力強い女性だ。「club梨子」は、作品の中で暴れまわる熱き男たちが集まる憩いの場だが、ここでの事件をきっかけに抗争が激化していく重要な場所でもある。
そんな「club梨子」が広島の呉で撮影された世界観をそのままに、一夜限りで丸の内TOEI2に堂々オープン。実際の銀座のホステスたちが、男性のお客様と共に来場した。

丸の内TOEI2には入り口前からずらりと鮮やかな花々が並び、陽が暮れ始めた銀座の街を彩った。また、続々と到着される気品ある女性陣は、華やかな着物やドレスに身を包み、お連れの男性にエスコートされ会場の中へ。艶やかな銀座の一流クラブの現役ホステスたちの登場に、映画館は一瞬にして高級クラブのような雰囲気に変わった。

上映前には、ゲストとして白石和彌監督も登場。MCに会場の雰囲気の感想を聞かれ「海外の監督はみんなセレブなんですが、日本の監督はお金が中々稼げないので……(笑)僕もこの映画をヒットさせて、その暁には銀座の色んなお店に行ってみたいと思います」とコメント。会場の笑いを誘った。

また、上映前に作品紹介を求められると、「孤狼の血という昭和63年の広島を舞台に、『仁義なき戦い』シリーズを作ってきた東映の、“今の時代にそんな映画を復活させたい!”という気持ちに乗っかって、僕も本当に去年気合いを入れて作りました!」と作品への想いを熱く語り、「本当に格好良い男や、極道の世界なので危険な匂いのする男も、たくさん登場します!最初は目を覆いたくなるようなシーンも多少あるのですが、3分……いや、5分ほど、乗り切ってもらえれば、一気に最後まで観ていただけると思いますので、是非、皆さん最後まで楽しんで見ていただければと思います!」と劇場に集まった女性たちを気遣う姿も見られた。
作品の、昭和63年の香り漂う映画の世界観を体現したその様に、訪れたホステスたちも騒然。しかし、最後まで見終わった後には、作品の出来に興奮冷めやらぬ客席からは拍手が沸き起こった。

上映後には今回のイベントの開催に協力した、銀座・ベルべのちゃこままがステージへ。MCから見終わった作品の感想を求められると「上映前に監督がおっしゃった通り、最初3分ほどは衝撃がありましたが、そこから良い形でドキドキが最後まで続きました。松坂さんと役所さんの役柄の関係に、人間関係がすごく描かれており、これはただの極道映画じゃないなと思いました。言わない力を感じました。SNSで何もかもすぐに言ってしまう時代に、言わない、胸に秘める力を感じて、涙が出ました」とコメント。ちゃこままの感想に、客席では共感に頷かれる方もいる中、拍手に包まれて、イベントは幕を閉じた。
イベントの帰りには、手土産として映画『孤狼の血』特製弁当がプレゼント。ソーセージやそぼろなどが入ったこの弁当の具材は、実は劇中に出てくる様々なものをイメージしたもの。弁当を受け取った夜の蝶たちはお客様と共に、銀座の街に颯爽と消えていった。






