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 「マジでヤバいモノが手に入る! 買えるAbemaTV社」は、AbemaTVでは初となる革命的通販バラエティ番組。バイヤーと販売を兼ねる“ハンバイヤー”が、自らの実体験を踏まえて商品を販売する。

 1日に放送した#5開始までの商品販売総数は595点。その数の物足りなさもさることながら、サイバーエージェントおよびAbemaTV社の代表取締役社長でもある藤田晋氏からは「ドキュメンタリー要素に欠け、面白くない。真に迫っていかなければ、あっという間に終わってしまう」と番組存続の危機を指摘され、早くも窮地に立たされている。

 番組の重要な舵取り役を担うのは、販売部長で、自身もハンバイヤーを務める伊達学氏。今年39歳、40歳を前に15年間に及ぶ営業マンから一転、通販ドキュメンタリーに挑む伊達氏に番組のこれまでと、今後の展望について話を伺った。

――ご自身は営業マンとして活躍されてきたわけですが、通販番組を作るというチャレンジについて、当初はどのように考えていましたか。

 15年同じ部署にいたので、「新しいことをやってみたい」という気持ちはありました。それが「通販」だったかと言うと……そんなこともありません(笑)。ただ今回、藤田社長と仕事ができるということ。さらにBtoBではなく、ゼロベースから番組も含めたサービスを立ち上げるというチャレンジを、40歳を前にできることは「率直にありがたい」と思っていました。

――5回の放送を終え、当初の思惑との違い。また得意にしていた対面での営業から、通販特有の「顔の見えない不特定多数のユーザー」を相手にする難しさは?

 AbemaTVの視聴者の大半は10代から30代(従来の通販番組の視聴者は50代女性が多い)なので、映像表現で衝動的に物を買ってもらうのは難しい。買う側が手にとって見られない、比較もできないものを数千円出してトライしてみるという感覚は、とくに今の若い人たちにはあまりない。店舗に何度も足を運んで、比較をして、最終的には安いネットで購入します。仮に他のECサイトで全く同じものが数百円安く売られていれば、そちらで買うのは当然のこと。ただし、価格送料が同じ商品を買うとき、「せっかくならこの番組で」と選んでもらえる番組づくりをしていきたい。

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ファンを増やして、売り上げにつなげる

――1日の放送で、CYBERJAPAN DANCERSの渡辺シスターズに告げたラストチャンスや、お笑いコンビ・スパローズの大和一孝に命じた「キャンプ対決」など、ハンバイヤー同士の対決姿勢が鮮明になりました。狙いは。

 当初は最も販売数の少ないハンバイヤーが脱落し、毎週入れ替わりが発生するスキームを考えていました。しかし、脱落というバイアスが掛かると、個々のハンバイヤーが「確実に売れるもの」を売りたがってしまう。それでは、従来の通販番組と変わらない。

 1日の放送では実演販売士のサクセス木原さんが「革靴のようなスニーカー・テクシーリュクス」を販売しました。普通の革靴と履き比べ、走り幅跳びの距離や反復横跳びの回数を比較しただけで7足売ってしまった。それはそれで凄いし、面白い。さらに藤田社長の仰る「ヒリヒリ感」を出すためにも、ハンバイヤーが得意とするジャンル内での対決を「ルール化」しました。

 ジャンルを限定して対決させることで、商品選びやプレゼンに真剣に知恵を絞るようになります。そこにドキュメンタリーとストーリーが生まれるはずです。そうして、ハンバイヤーや番組のファンが増える。結果として、テレビ画面上にある販売数のカウンターを「自分が一つ買うことで、一つ上げたい」と、番組を応援し、参加したくなる機運を生み出せれば理想的。ちなみに次週8日は、スパローズ大和のキャンプ対決。その後は、一条ヒカルのホスト対決を予定しています。歌舞伎町の後は全国展開して、日本一を決めるというのも面白いですね。

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――今後の方向性が定まってきた今、伊達さんの目指すゴールは?

 今は販売数より視聴数を意識しています。まずは半年から一年を掛けて、毎週、「少なくとも5分だけは見に来てくれる視聴者」を右肩上がりで増やしていくこと。その次は2、3年掛け、AbemaTVの中に通販チャンネルを作ること。そのうえで、通販業界全体を巻き込んで、24時間の通販番組のプラットフォームを作っていきたいですね。

 ――奇しくも「少し頼りない感じの伊達さん」が視聴者の人気を集めています。このような展開を想定していましたか?

 視聴者にそのように思われても気にしませんが、本音を言えば、藤田社長が本当に「楽観的」と思っているのか否か、ということは気になっていまして……。「番組ではああいうキャラになっていますが、僕も真剣にやっているんで」と藤田社長に話をしたんです。そうしたら、「お前の演技はひと目で見破れるから大丈夫」と言われました。結局、藤田社長がどっちを本当の自分だと思っているのか分からない……(苦笑)。ただ改めてVTRで自分の言動を客観的に見直すことができるので、「日々、成長だな」と改めて感じているところです。

 前向きに、謙虚に今後について語った伊達氏。インタビュー中、何度か口元に運んだ右手のツメは、「5 SECONDS SHINE」でしっかり磨かれ、キラキラと輝いていた。

(C)AbemaTV

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