12日、東京・TOHOシネマズ新宿で映画『娼年』(4月6日全国ロードショー)の完成披露イベントが行われた。登壇したのは、主演を務めた松坂桃李をはじめ、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太桜井ユキ、小柳友、馬渕英俚可、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣、西岡徳馬、江波子、そして三浦大輔監督だ。

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 同作は、女性専用コールクラブ・パッションで働くことになったリョウこと森中領(松坂桃李)が、様々な女性たちのセックスを通して成長していくさまを描いた物語。撮影はかなりハードなものだったといい、パッションのオーナー・御堂静香役を演じた真飛は「気がついたら、今日が何曜日かわからないくらい撮影しっぱなしだった」と振り返る。

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 松坂も「リハーサルも入念にして。でも、撮影期間中は明日休みならねーかなって。三浦さん風邪ひいて寝こまねーかなって思っていました(笑)。実際、三浦さんは風邪をひいたんですけど、それでも現場に来ていたから、この人無敵だなーと思いました」と語り、会場の笑いを誘った。

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 誕生日にリョウを買う「老女」役で出演した江波は、オファーが来た際の心境について「老女優としての暖簾をおろそうかなと思っているところに、この話をいただいてびっくりしました。濡れ場がある!!……舞台で終わりかなと思ったら、映画もある。(映画は)アップになってしまうと、シワがバレちゃうな、と思ったのですが、老女そのものでやらせていただきました」と振り返った。さらに『娼年』への出演によって心境に変化があったといい、「看板をおろそうかなと言う気持ちをふーと溶かしていただきまして、希望に満ち満ちました」と語った。

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テキスト:堤茜子

写真:オカダマコト

映画『娼年』公式サイト
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映画『娼年』公式サイト。多くの女性が共感した石田衣良の同名小説を、監督:三浦大輔 ×主演:松坂桃李で完全映画化!4月6日(金)TOHOシネマズ他全国ロードショー!
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