『VS那須川天心 -那須川天心挑戦者決定トーナメント-』(AbemaTV)が放送された。“神童”“キックボクシング史上最高の天才”と評される那須川天心に密着取材を敢行、その素顔に迫っている。
現在はじまっている天心への挑戦者の募集だが、天心に加え『KAMINOGE』編集長の井上崇宏や、元総合格闘家の大沢ケンジといった格闘有識者を集め、今一度ルールを整備することに。大沢が「なるべくならいろんな人を見たいですよね」と多数の挑戦者の参加を希望すると、天心も同意して「そこから残った1人とやりたい」と意欲を示した。
ルールに打撃があることは大前提となるが、大沢はいろいろな挑戦者にチャンスを与えるために「ポイント制」はどうかと提案。これには天心も「いろんな人にチャンスがありますよね」「パンチだけとか、蹴りだけとか」と食いついていた。
また、防具の着用についても再確認。ヘッドギアの着用が現在のルールだが、天心は「決勝に残った相手が『俺はなしで戦うよ』って言うんだったら、なしでもいいかなって思います」と相手に合わせる余裕を見せる。グローブのサイズについても話し合われ、大きくするほど安全になるとされているが、安全であるほど挑戦者がダメージを恐れず戦えるメリットがあるとして、大沢も「ありますよ、(挑戦者に)チャンスあります」と、安全面の強化は挑戦者優位に働くだろうと予測した。
その後、天心は「階級はそこまでこだわらなくていい」「ストリートファイターが来てもいい」と発言したり。「極端に言ったら1分(1ラウンド)とか、30秒とか」と、試合慣れしていない素人に有利なルールを次々に提案したため、大沢は「自分が負けるかもしれないルールどんどん思いつきますね」と驚く。しかし天心は、キックボクシングという枠を飛び出して未知のルールで戦うことは「自分も楽しい」と語り「チャレンジするのが大事なので」と飽くなき向上心を見せていた。
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