東日本大震災から7年を迎えた3月11日。日本各地で追悼行事が催され、多くの人が犠牲者の冥福を祈った。政府主催の追悼式に出席した安倍総理は「7年の歳月が流れ、被災地では復興が一歩ずつ着実に進展している」と復旧や住宅再建が進んでいることを強調した。
 しかし今も復興が進展しない地域がある。双葉町、大熊町、浪江町、富岡町などがある福島の東部は、福島第1原発にほど近い地域。7年前の原発事故を受けて「避難指示区域」に指定され、住民は全国各地にやむなく避難、街は無人化し再起不能とさえ言われた。