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今年開催された平昌オリンピックで、再びロケ地として注目を浴びた、韓流ドラマ『冬のソナタ』。チーズタッカルビが若い人を中心に大ブームとなり、K-POP界も防弾少年団やTWICEなどが大人気の今、第3次韓流ブームが迎えられていると言われているが、第1次ブームのきっかけを作ったのは、間違いなく韓流ドラマの金字塔『冬のソナタ』だろう。
『冬のソナタ』は2003年、NHK-BSで日本で初放送された。その放送は、予想以上の反響を呼び、地上波では2004年4月からNHKで放送。海外ドラマが主流の枠だった時間帯で、異例の高視聴率を記録、主演のぺ・ヨンジュンは“ヨン様”という愛称で多くの日本女性のハートを掴み、関連書籍本も続出、さらにロケ地訪問を行うファンが後を絶たないなど、多くのメディアで「冬ソナ」ブームが報じられた。
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ぺ・ヨンジュン、チェ・ジウという主演2人の魅力はもちろん、ドラマ自体の評価もとても高く、2002年のKBS演技大賞や第38回百想芸術大賞をはじめ、数々の賞を受賞している。特に2002年KBS演技大賞では、ペ・ヨンジュンとチェ・ジウが人気賞と最優秀演技賞を受賞した。演出家は、元々美しい映像を撮る事で有名な「映像の魔術師」と言われるユン・ソクホだ。KBSを退職し、フリーランスとなった最初に手掛けた四季シリーズの第2弾が『冬のソナタ』である。
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物語は高校生時代から始まる。遅刻が多いけれど成績優秀のユジン(チェ・ジウ)はある日、謎めいた転校生チュンサン(ペ・ヨンジュン)と出会う。惹かれ合う2人だがある日、チュンサンが事故死してしまい、心に大きな痛みを抱えてしまうユジン。大人になったユジンは、幼馴染のサンヒョク(パク・ヨンハ)と結婚を目前にしていたが、チュンサンにそっくりな男性ミニョン(ぺ・ヨンジュン)と出会う…。忘れられなかった人にそっくりな人が現れ混乱するユジン。そんなユジンの変化に気づき、嫉妬に狂うサンヒョク。そして自分の過去の記憶に疑問を抱くミニョン。隠された記憶や事実が明らかになり、運命の歯車が狂いだしていく…。
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『冬のソナタ』には、初恋や三角関係、さらに記憶喪失や出生の秘密、交通事故、不治の病など、韓国ドラマには定番のキーワードが多数入っており、これだけの要素が入ると一気にドロドロした雰囲気を連想させるが、それをユン・ソクホが演出すると全てが美しく、切なく描かれるところが、本ドラマの魅力と言えるだろう。美しい映像と音楽、そして主人公の内面を繊細に表現した台詞や演出で、誰の心にもある初恋の想い出や、障害があってもなお惹かれ合う2人の純愛に共感し、ハマる視聴者が多かった。放送当時は中高年の女性を中心にブームとなっていたが、今では韓流ドラマを見たきっかけが、母親がハマった「冬ソナ」を観たら自分もハマったと語る若年層もおり、その中毒性あるストーリーは幅広い層に受け入れられている。
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ちなみに、主人公チュンサンとユジンの2人の初恋が始まった南怡島(ナミソム)は、ドラマのロケ地として有名になり、ツアー客が押し寄せた場所のひとつ。平昌オリンピックの開催地だった龍平リゾートも、ユジンとミニョンが仕事で出掛ける場所だ。
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思わず「懐かしい!」と当時を思い出した方も、また社会現象になったにも関わらず今まで観る機会が無かった方も、AbemaTV【韓流・華流チャンネル】では、一挙放送を3月25日(日)昼12時より開始、2周年目玉企画として毎週日曜に3話ずつ放送していくので、是非この一挙放送のタイミングで観てみてはいかがだろうか。