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(挑戦表明した才木と小橋を。アズサは「無礼者!」と一喝)

3月21日に板橋グリーンホールで開催された東京女子プロレスには、小規模な同会場としては異例といっていい250人(主催者発表)のファンが詰めかけた。超満員札止めであり、東京女子プロレスは昨年9月からすべての有料興行が超満員になっている。

今大会のメインイベントは、TOKYOプリンセスタッグ王座戦。王者組は沙希様とアズサ・クリスティのNEO美威獅鬼軍だ。挑戦したのは打倒・沙希様に執念を燃やす女子高生レスラー・小橋マリカとシングル王者でもある山下実優。シングル対決を行なった際、小橋にダメ出ししたこともある山下だが、最近の成長ぶり、気迫のファイトを認めてのタッグ結成だった。

アズサは「沙希様は神様」と信仰するだけに、NEO美意識軍のチームワークは抜群。しかし小橋も随所で反撃し、この試合に関しては山下以上の存在感を残したと言えるだろう。

最後はアズサのクリスティ・アガペーに沈み、悔し涙を流すことになった小橋。しかしそこに新たな援軍が現れた。前シングル王者である“筋肉アイドル”才木玲佳だ。「いい目をしている」と小橋を称えた才木は、タッグを組んでNEO美意識軍に挑戦することを表明。舞台は5月3日の後楽園大会だ。

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(「マリカちゃんを一ヶ月みっちり鍛え抜く」と才木。タイトル挑戦が決まった)

「何がなんでも強くなりたい! もう負け犬になんてなりたくない!」と試合後の小橋。才木はこれから一ヶ月、小橋を徹底的に鍛え上げ「マッスルJKにする」という。

中学時代にデビューし、受験による欠場を挟んでJKレスラーに。これまでは“肩書き・キャラ先行”だった小橋だが、沙希様との闘いの中で大きく成長している。才木との特訓、後楽園という大舞台でのタイトルマッチは、そのキャリアにおける重要なポイントになるだろう。

一方、挑戦を受諾した沙希様は、才木を「筋肉ダルマ」呼ばわり。相変わらず独自のワードセンスを発揮していた。アズサはNEO美意識軍に敵対してくる選手たちを「沙希様の美しさに嫉妬しているだけ。私のように沙希様のもとにくればいいのに」と信者獲得への思いもあるようだ。

タイトルマッチとして、また沙希様と才木の激突という意味でも、この闘いは注目されるはず。5.3後楽園大会の目玉カードとなりそうだ。

文・橋本宗洋

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