地方のローカル鉄道を舞台に、人と人とのつながりや、自分の生き方を見つめ直す姿を温かく描き、多くの世代から愛される人気シリーズとなった映画『RAILWAYS』。この度、シリーズに新たな作品『かぞくいろ』が生まれることが決定した。
本作では、熊本県・八代から鹿児島県・川内を結ぶ<肥薩おれんじ鉄道>を舞台に、血の繋がらない家族が新しい家族のカタチを見つけていく“再生”の物語を描く。
シリーズ初となる「女性運転士」・奥薗晶役に有村架純、また、晶の義父・奥薗節夫役には國村隼、晶の息子の担任教師・佐々木ゆり役に桜庭ななみ、晶の息子・奥薗駿也役に歸山竜成など、世代を超えた多彩なキャスト陣が集結。そして、今回新たなキャストが発表された。
愛する晶や駿也を残し、ある日突然病で急逝してしまう奥薗修平役には、様々な映画やTVドラマへ出演し、現在放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」など、常に話題作にひっぱりだこの俳優・青木崇高。節夫の妹で、陰ながら晶・駿也を見守っていく楠木幸江役には、多くの作品に出演し、2016年の映画『淵に立つ』では数々の映画賞を受賞するなど、幅広い役に挑み続ける女優・筒井真理子。節夫の定年を惜しみ、晶にも様々なアドバイスをする、おれんじ鉄道職員の相羽雅樹役には、ドラマや映画のみならず、バラエティでも活躍の場を広げる、個性派俳優・木下ほうか。晶の先輩運転士で、厳しい心で試験官として指導にあたる、水嶋徹役には、お笑いの世界だけでなく、俳優としても活動し、昨年公開の映画『火花』では監督も務めるなど幅広く活躍する、板尾創路が務める。
豪華実力派キャストが顔を揃え、『かぞくいろ』の物語に深みを加え、さらに心温まる物語を盛り上げていく。撮影は1月上旬からクランクインし、2月中旬にクランクアップ。現在はポストプロダクション中で映画は2018年公開予定となっている。
<キャストコメント>
青木崇高:奥薗修平役
<コメント>
撮影前に一緒に遊ぶことでこの家族の日常をたくさん感じることが出来ました。そんな素敵な時間は、きっとこの物語に豊かさと彩りを与えてくれると信じています。
筒井真理子:楠木幸江役
<コメント>
吉田監督の演出がとても心地よいリズムで、まさに本作のように心が温まる現場でした。私も演じながら、晶の成長や、彼女の頑張った時間を感じて、じんわりとした気持ちになったのを覚えています。映画の完成を楽しみにしています。
木下ほうか:相羽雅樹役
<コメント>
地方を舞台にした映画が面白い理由は二つある。そこにしかない風景を観ることと、土地のことばを聞くことだ。我々俳優はそのうちのことばを受持つが、今作は更に三つ目の楽しみとして、気動車が登場する。ご期待を!
■板尾創路:水嶋徹役
<コメント>
鹿児島は南国だと思っていたんですが、雪が降る中の撮影もあり、驚きながらも撮影に臨みました。短い期間でしたが、いい作品に出会うことができました。寒い中で撮った、あたたかい『かぞくいろ』を楽しみにして下さい。
ストーリー
25歳で子供連れの修平と結婚した奥薗晶(有村架純)は、突然夫を失ったことを父親の上薗節夫(國村隼)に伝えるために、夫の故郷の鹿児島を訪れる。突然の息子の死と、初めて会う嫁と孫に当惑する節夫。そして、東京に帰る場所を失った晶と駿也は、何とか節夫に頼み込み、鹿児島の家で一緒に暮らすことになる。血はつながっていないものの、母親として生きることを決意した晶は、鉄道が好きな駿也のために、節夫が務める肥薩おれんじ鉄道の運転士の試験を受ける。また、駿也のクラス担任のゆり(桜庭ななみ)と晶は同い年ということもあり、互いの悩みを相談する間柄になっていく。ゆりを始めとする周囲の人々に支えられ、良き母、一人前の運転士になろうと奮闘する晶。大切な人を失った悲しみをそれぞれが抱えながら、次々起こる出来事に必死に立ち向かう3人は果たして自分たちなりの家族のカタチを見つけることができるのか。“再出発”をテーマにした家族と鉄道の物語が動き出す!!
(C)2018「かぞくいろ」製作委員会