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(ダブプロレス王者となってBASARAに乗り込む谷嵜)

広島、大阪を中心に活動している団体・ダブプロレスが、4月1日に東京・新木場1st RINGで大会を開催した。

会場にDJブースを設置、試合中にも音楽が流れ続けて選手と観客を煽るのがダブプロレスのスタイル。客席もフロア部分はスタンディングで、独特の熱気が生まれる。

この大会では、シングル王座・DOVE世界ヘビー級の新チャンピオンを決めるトーナメントの準決勝&決勝を実施。準決勝で近野剣心、決勝で“brother”YASSHIを下した谷嵜なおきが戴冠を果たした。

どちらの試合も大技をこれでもかと繰り出し合うハードな展開。いつフィニッシュしてもおかしくない中、互いの得意技を返していく意地の攻防だ。最後は谷嵜がスリーパーでなんとかYASSHIを沈め、念願のタイトル奪取を果たした。

「ずっとほしくてたまらんかったベルト、やっと獲りました!」と感慨深い表情の谷嵜。しかし、その意識はすぐに“先”へと向かっていた。5月3日のプロレスリングBASARA後楽園で、谷嵜は木高イサミが持つユニオンMAX王座への挑戦が決定しており、この試合にDOVE王座もかけるという。「ベルトの価値を高める」、それが谷嵜の狙いだ。

両団体もこれを了承し、5.3BASARA後楽園の木高イサミvs谷嵜なおきはダブルタイトルマッチに正式決定。これまでにも好勝負を展開してきた両者の決着戦とも言うべき試合は、2本のベルトをかけた最高のシチュエーションで行なわれることになった。

4.1ダブプロレスでは、イサミはハードコア6人タッグマッチに出場。ダブプロレスを率いるグンソと、ファンが密集するフロアで両者流血の大乱闘を展開した。ダブプロレスとBASARAは昨年、双方のリングで対抗戦を行ない、ファンを熱狂させている。

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(試合後に対峙したダブ・グンソとBASARA・イサミ。今年も対抗戦が行なわれることに)

この日、激闘を終えたイサミは「やっぱりダブプロレス、狂ってて面白えな!」。そして今年の夏、再度の対抗戦を申し出る。もちろんグンソも望むところで、対抗戦シリーズ第2弾が決定した。

敵対する両団体だが、闘いの激しさや観客を巻き込む力に関して言えば相性抜群。5.3後楽園ではFUMA&SAGATvs葛西純&グンソのタッグマッチも決定した。後楽園から夏の対抗戦へ、テンションの高い対戦が続くことになりそうだ。

文・橋本宗洋

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