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(会心の勝利でトーナメント準決勝進出を決めた鈴木)

那須川天心の主戦場の一つでもあるキックボクシングイベント「KNOCK OUT」が、4月14日にカルッツかわさき大会を開催した。

今年のKNOCK OUTで軸の一つになっているのがスーパーライト級(64kg)のトーナメント。2月大会に続き、今大会でも1回戦2試合が行なわれた。

秀樹vs山口裕人、鈴木博昭vs大石駿介ともにKO決着。秀樹vs山口は、秀樹がパンチで2度のダウンを奪うものの、山口が反撃してダウンを取り返し、さらに秀樹が3つ目のダウン奪取でKOという壮絶な展開に。昨年のライト級トーナメントもKNOCK OUTらしい真っ向勝負の連続となったが、このスーパーライト級も盛り上がってきた。

シュートボクシング代表として参戦の鈴木博昭は、4ラウンドに左ハイキックを炸裂させてKO勝利。大石のヒジ打ちに苦しみながらも、的確に左ミドルをヒットさせ、そこからハイキックにつないだ。この攻撃パターンは「練習通り」だったと鈴木。会心の勝利であり「最初から優勝しか考えてないんで」とも。

昨年はホームリングで海人とのエース対決に敗れ、KNOCK OUTでは水落洋祐に敗戦。屈辱を味わった鈴木だが、今回は闘争心、フィジカル、幅の広い攻撃と持ち味が噛み合った試合ぶり見せた。

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(今大会唯一の女子マッチでは成長株・小林愛三が韓国のイ・ドギョンに判定勝ち)

準決勝は6月8日の後楽園ホール大会で実施。マサ佐藤vs秀樹、不可思vs鈴木博昭の対戦となる。

また、今大会のメインではKNOCK OUTライト級王者の森井洋介が初防衛戦。ムエタイの殿堂ラシャダムナン、ルンピニーの2大タイトルを獲得し、昨年のムエタイMVPにも選ばれたヨードレックペット・オー・ピティサックを迎撃したが、2ラウンドTKOで王座移動となった。

フィニッシュになったのはヨードレックペットのヒジ打ち。真正面から食らってしまった森井は鼻の骨を骨折し、レフェリーが試合をストップした。

森井の連打にも微動だにせず、的確にローキックを当てておいてヒジで仕留める。ムエタイの頂点にふさわしい強さでKNOCK OUTのベルトを巻いたヨードレックペット。今後はこの“最強王者”を誰が倒すのかにも注目が集まりそうだ。

文・橋本宗洋

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