17年ぶりの8連勝を記録し、まだシーズン序盤ながら広島との首位争いを繰り広げている好調・横浜DeNA。ラミレス監督がシーズン前に掲げたスモールベースボールが実行され、勝利に結びついている。中でもルーキーながら1番打者を任されている神里は、7盗塁(4月18日現在)と走りまくっている。横浜DeNAのOBで野球解説者の多村仁志氏も「足の速い選手は他にもベイスターズにいますが、その中でもトップクラスです」と高く評価している。
![横浜DeNA「ラミレス野球」の申し子・神里 ルーキー1番打者に多村氏「足はチームトップクラス」](https://times-abema.ismcdn.jp/mwimgs/3/4/724w/img_34bc94336c6f3188ff13f68eec967b62541510.jpg)
塁に出れば走る。開幕スタメンに抜擢されてから、これを繰り返したことで開幕3試合目から1番打者に定着した。「神里選手はリードオフマンになっても結果を出しています。純粋に足が速いし、プラス盗塁の技術も持っています。バッティングに関しては(ボールとバットの)コンタクトがうまい選手です」と、1番打者としては理想的だ。「バットスイングにむだがないので、オーバースイングにもならない。数字が残せるタイプのバッターですね」と、現段階では好不調の波が少なく力を発揮し続ける選手という分析だ。
ルーキーだけに、これから“プロの洗礼”も待っている。「これから他球団もデータがそろってくると、弱いと思われるところをどんどん突いてきます。たとえば内角を突いてきたら、そこにどう対応するか。対応したら今度は外の変化球で攻めてきたりするので、そこにどう気付けるかですね」。打席の中で相手バッテリーの意図を読み、攻められたところを弾き返すことを繰り返せれば、穴も隙もない完成度の高い打者へと成長していく。
開幕してから対戦カードも2周目に入った。神里が今後も「ラミレス野球」の申し子として打ち、走り続ければ、チームの勢いはさらに加速する。
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