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 女性社員が福田淳一財務事務次官からセクハラを受けたとして、テレビ朝日が財務省に正式に抗議文を提出した問題。この日の夜、AbemaTV『橋下徹の即リプ!』で橋下氏と舛添要一氏が、取材とセクハラの問題について議論した。

 舛添氏は「最初から疑問なのは、二人で飯を食うか?と。僕は大臣の時も、そういうことは一切やらなかった。 自宅の前には夜中の12時だろうが朝6時だろうが、女性記者がいた。たった一人で待っていたこともあるが、よっぽど寒いでない限りは家の中には入れなかった。短いやりとりをして、"はいさよなら"。まして飯食うとか、お茶一杯も飲んだことないよ。仮にそういう機会が設定されそうになったら、秘書官など、必ず誰か入れるようにしていた。僕も性欲が強いし(笑)、男はみな同じようなところがあるから」と振り返る。

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 その上で「懇ろになって、取材とか関係なく男と女として付き合っているなら何をやったっていいと思うが、一緒に御飯を食べに行くという取材の仕方しかなかったのか。会社の方も"体張ってでも情報取ってこい"と言ったんじゃないか。だから女性記者が100%正しくて次官が100%悪いとも思わない」と指摘した。

 また、舛添氏は大臣時代に"嫌な思いを"したとも明かした。

 「記者懇談会という、会費を出してお茶を飲んだりするプライベートな席がある。そこで"こういう政策を出したのは、実はこういう理由があって…"と裏を教えてあげる。そうすると記者さんたちも事情がわかって、いい記事が書ける。大臣もサービスしてあげるが、その代わり絶対オフレコ。頭きたのは、ペンシル型のレコーダーを回していて、すぐに週刊誌に売った記者がいた。だから頭に来てやめちゃった。都知事になってからも一切やってない」。

 橋下氏は「政治家が今回のようなことをやったらすぐ書かれてしまう。何年かで代わる政治家は怖くもなんともないから。でも何十年もその組織に留まる官僚に情報がもらえなくなったら、記事が書けなくなってしまう。だからどうしても官僚の方が強くて、記者は言う事を聞かないといけないようなところがあったと思う。テレ朝は森友・加計問題などで政権を批判・追及している以上、今回のことを上層部は本当に知らなかった?ということに跳ね返ってくる。他の記者からだって、同じような話が出てくるかもしれない。これから検証しないと行けない」と指摘。

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 「僕は懇談会のようなことをやらない代わりに、記者会見と毎日の朝夕、質問が尽きるまでぶら下がり取材をやった。そこはオフレコなしだから、何を書かれても良いと。送別会などに顔を出したこともあったが、そこでも何を書かれてもいいという前提で望んでいた。結局はオフレコなんて無理。権力者が喋ったことは書かれる。財務省のトップでも、まだ表に出ないという感覚なんだろうね。"全体を見てセーフ"とかじゃなくて、普通あんな発言はとてもじゃないけどできない。財務次官の方が絶対だめ。セクハラだと認めないって凄いね」。

 その一方、「難しいのは、誰に対してもああいう発言をしてはいけないと言う人もいるが、そういう会話もいいよという前提で、お金払って、という場も認められないものだろうか。銀座や新地に行ったら、もっとひどいことを言っている人もいるはず。そんなこと言っていたら世の中成り立たないのではないか。財務次官というポジションだからダメということなんだろうか。僕はもうそういうところには行けない。妻が絶対ダメって言うから(笑)。外では絶対あかんから、家で下ネタ言うしかない(笑)」とも話していた。


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