国内史上最高額1億円を賭けたAbemaTV「リアルカイジGP」。4月22日放送分では、約2000人が集まった東京予選・後半戦の模様が公開された。東京予選の内容は「先着ムチャぶり地獄」。8つのゲートから時間差で出されるお題をクリアした先着250人が予選を突破できるのだが、そのお題はいずれも参加をためらってしまうものばかりだ。
後半戦1発目のお題は「セルフカツラ脱ぎ」。文字通り、自らの手でカツラを脱げばOKで、ウイッグやかさましの類は対象外となる。かなりデリケートかつアイデンティティを揺るがすお題。そもそも参加者にカツラ着用の人間がいるのかと会場は若干ざわついたが、そんな中、1人の男が名乗りを上げた。
ピンクのシャツを着た男は36歳、フリーター。ハンチングの下にはカツラを被っているそうで、カツラ歴は3~4年だという。「ちょっと帽子取ってもらおうか」。総合司会を務める極楽とんぼ・加藤浩次のリクエストでハンチングを脱ぐと、カツラとは分からないほど馴染んでいる。周囲が注目する中、いよいよカミングアウトの瞬間がやってきた。
「ビジュアル重視なんで」。見た目を大事にしていたという彼が頭皮を見せると、会場からは大歓声。脱いだカツラを頭にのせられた3番ゲートガーディアン(監視者)・バイきんぐの小峠は、「いい感じになってますね」と加藤からいじられるも、「ちょっと汗ばんでてスゲー気持ち悪いです」とやや仏頂面であった。
続いてのお題は2番ゲートでの「眉シェービング」。加藤の「さぁみんな剃ってください」を合図に、多くの参加者が当該ゲートへと走り出した。最初に選ばれたのは、参加希望者内での最高齢53歳の男性。どこか見覚えがあると思ったが、それもそのハズ、彼は前半戦の「ノーリアクション逆水平」に惜しくも失敗した医師であったのだ。
「病院が潰れそうなんで(1億円で)建て直したい」。その強い思いで、53歳にして眉毛全剃り。眉シェービング後のアブない顔を確認したガーディアン・ペナルティのワッキーから「患者さんはどう思うんでしょうかね」と心配されるも、当の本人は「(1億円で)美人の受付の女の子たくさん雇って、病院内もキレイに改装したい」と、2度目の挑戦でのクリアを喜んでいた。
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