21日『VS那須川天心 -那須川天心挑戦者決定トーナメント-』(AbemaTV)が放送された。
今週からはじまった『道場破り』のコーナーで天心は、85年の歴史を持つ、打撃、投げ、組技ありの日本発祥の総合格闘技、日本拳法に挑戦。千葉県にある道場「幸心館」で1分、1本先取の3番勝負に挑むことになった。
1番手は日本拳法4段、天心の高校の先輩でもある宮本隼兵で、小気味の良い攻防が続くも両者決定打が無く引き分け。試合を見ていたNPO法人日本拳法教会副理事長・主席師範補佐7段の永田孝一氏は、7キロの防具をつけても衰えない天心のスピードを「素晴らしい」と称賛しながらも「あのステップだと投げられちゃうんですよね。浮いてますから」と、日本拳法特有の「すり足」と天心のステップの違いを指摘する。
2番手は、競技歴が2年目にも関わらずその打撃センスから“天才”と称されている新井隆。こちらも引き分けに終わったが、新井は「メチャメチャ早いっす」と驚き、「防具を付けてなかったら、(ガードを)滑って(一撃が)入ってたのかなと思うとゾッとしますね」と振り返っていた。
3番手は“中量級で日本一に最も近い男”と言われる芳賀ビラル海が相手を務めたが、これも引き分けに終わる。しかし道場生の1人は、今回3連戦した相手はトップ選手だらけだとして「引き分けたりするって、打撃の才能が突出しすぎてる」と、“神童”の活躍に目を輝かせていた。
試合を終え、防具を取って身軽になった天心は「スゲー!」と興奮冷めやらぬ様子で、スタッフの「スーパーサイヤ人になれましたか?」という質問には、「“身勝手の極意”ですね」と、アニメ『ドラゴンボール超』で主人公の孫悟空が会得した、新たな“領域”に自分を例えていた。