ここまで3試合に先発し3勝と売出し中の横浜DeNAの京山将弥投手(19)が、プロ入り最短となる1回2/3でノックアウトされた。AbemaTVで解説を務める齊藤明雄氏(63)は、「抑えて勉強するよりも打たれて勉強するほうが多いですから」とまだプロ4試合の2年目右腕に対し優しさのこもった言葉を贈った。

 4月25日の横浜DeNA対広島5回戦は初回から点の取り合いとなった。ロペスのホームランで一度は逆転した横浜DeNAだが、2回に広島が京山に対しヒット4本と4四球で6点を奪いノックアウト。ここまでの3試合でわずか2失点、防御率1.10と好投を見せていた京山をマウンドから引きずり下ろした。

 京山がめった打ちを食らっている間、齊藤氏は「これだけ打たれたことがないから、落ち着きがなくなり相手のペースになっている。投球フォームに“間”がなくなってコントロールがつかなくなっている」と指摘。ポーカーフェースで知られる京山だが、「今までのマウンドと、今日のマウンドではまったく表情が違います。余裕がなさすぎる。上を向く時間が長いなど、同じポーカーフェースに見えて全然違う」と看破した。

 2死から失点を重ねる京山に対し、齊藤氏は「もう2アウトなんだから、バッターアウトに取るしかない。失敗したっていい(くらいの気持ちでいかないと)」と檄を飛ばす。さらに「これが経験。今ベンチにいるコーチも、ラミレスも、何回も失敗している。抑えて勉強よりも打たれて勉強のほうが多いですからね。私もサヨナラホームラン打たれたり、監督に怒られたりもありますよ」と自身の経験もふまえコメントした。

 結局、イニングの頭に「守りに入っちゃうと、無駄な四球を出して連打浴びる可能性もあります」と齊藤氏が心配した通りの展開に。齊藤氏はこの日が京山にとって広島との2回目の対戦だったことにも触れ、「2試合目になると相手バッター研究してくる。これがプロの厳しさ。いいんじゃないですか」とプロの洗礼を浴びた京山に温かい言葉をかけた。

(C)AbemaTV

▶4/26 17:50~ 【プロ野球】横浜DeNAベイスターズvs広島東洋カープ

【プロ野球】横浜DeNAベイスターズvs広島東洋カープ | AbemaTV(アベマTV)
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