横浜DeNAの新リードオフマン、ルーキー神里和毅外野手が、最初の正念場を迎えている。野球解説者の森本稀哲氏はちょうど今の時期を「開幕の疲れがどっと出るウィーク」と名付け、神里にエールを贈った。

 日本生命からドラフト2位で入団した神里は、開幕戦から「7番ライト」で先発すると、第3戦からは桑原将志に代わり1番に定着。積極的なバッティングと俊足(盗塁8つは現在のセ・リーグトップ)でチームの原動力として欠かせない存在となっている。

 その神里が、このところ調子を落としている。最近5試合で、17打数2安打の打率.118。通算でも.244にまで下がってしまった。

 26日の対広島6回戦のAbemaTVで解説を務めた森本氏は注目選手として神里の名前を挙げ、「開幕3週間後からの1週間は“開幕の疲れがどっと出るウィーク”。ちょうど今、神里選手はそれを食らってますね。何度経験しても、開幕の緊張感ってすごいものがあるんですよ。その緊張感がある中で、慣れない中やっている疲れが今ちょうどきている」と解説。その上で、「体力的にもきつく、毎日結果を問われるプレッシャーでもきついところ。でもここを踏ん張れれば(楽になる)。まずここが耐えどころですね」と復調に期待した。

 「開幕調子が良くて、1カ月後に2軍に行っちゃう選手ってよくいるんです。そうはなって欲しくないです」とエールを贈った森本氏はさらにバッティングの状態にも言及。「変化球を打ちに行くときに、後ろの肩が前に出てきてしまっている。“当てに行く”というやつです。これは調子を落としている打者に見られる傾向で、迷いを表すもの。体の動きはメンタルとリンクしているので、その点も踏まえて対策・改善を図って欲しい」と、自身の経験からのアドバイスも忘れなかった。

(C)AbemaTV

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